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【衝撃】トニー・スターク引退、新アイアンマンは15才の黒人少女!映画でも世代交代か?

衝撃の発表である。マーベルは、コミック誌上でトニー・スタークがアイアンマンを引退し、15才の黒人の少女がその後を継ぐという展開を予定していることを明かした。

アイアンマン引退、そして世代交代へ

アイアンマンをめぐる今後のストーリーについて語ったのは、ライターのブライアン・マイケル・ベンディス氏だ。アメリカで展開されているコミックのクロスオーバー・イベント「シビル・ウォーⅡ」のラストで、トニー・スタークはアイアンマンを引退し、その後を黒人少女リリ・ウィリアムズが継ぐことになるという。

ベンディス氏は、トニーがアイアンマンを引退する理由には言及せず、「シビル・ウォーⅡが終わるまで待って」と述べている。しかし、将来の邦訳を鑑みてネタバレは避けるが、トニーは会社や友人、両親に関してとても厳しい状況にあるようだ。

トニーにかわりアイアンマンとなるリリ・ウィリアムズは、すでに今年3月に刊行された『インヴィンシブル・アイアンマン』#7に登場している。わずか15歳でマサチューセッツ工科大学に入学したリリは、ひとりでアイアンマンのスーツを作り上げてトニーに注目される、という展開になるようだ。ベンディス氏いわく「彼女はトニーよりも少し賢い」とのことである。

なお、リリがアイアンマンを引き継いだあとのネーミングは未定。アイアン・ウーマンか、アイアン・ガールか、それともまったく違うネーミングになるのか……。すべてが明らかになるとみられる、『インヴィンシブル・アイアンマン』の新シリーズは2016年末に開始予定だ。

マーベル映画はどうなる?

今回発表された「アイアンマンの世代交代」という展開について、CINEMABLEND.comマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)への影響を懸念している。

映画でトニー・スターク/アイアンマンを演じているロバート・ダウニー・Jr.は、『スパイダーマン:ホームカミング』および『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー(原題)』2部作にも出演する。『インフィニティ・ウォー』の2作目が2019年公開予定だから、ロバートは『アイアンマン』第1作の2008年から11年間もアイアンマンを演じ続けるというわけだ。しかし2020年以降、MCUのフェーズ4にトニーが登場するかどうかはわかっていない。

マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギ氏は、『インフィニティ・ウォー』以降のフェーズ4がそれ以前と大きく異なる可能性を示唆している。『スパイダーマン:ホームカミング』でピーター・パーカーを弱冠20歳のトム・ホランドが演じることもあわせて考えれば、MCUに世代交代が起きる可能性もありそうだ。キャラクターの年齢だけでなく、新しいキャラクターが増えていることもその前兆かもしれない。

もっとも、コミックの「アイアンマン交代劇」が1年近く時間をかけて行われているのと同じように、シネマティック・ユニバースでも突然アイアンマンがトニー以外の人物に取って代わることは考えづらい。後任者が現れるとしたら、それは交代の少し前になるはずだ。フェーズ3は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で始まったばかりだが、これからどんなキャラクターが登場するのか……。注目して追いかけたいところだ。

source:
http://time.com/4394478/iron-man-riri-williams-tony-stark/
http://variety.com/2016/film/news/marvel-new-iron-man-black-woman-riri-williams-1201809481/
http://www.cinemablend.com/news/1530939/one-way-marvel-could-extend-iron-man-in-phase-four-and-beyond

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。