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『トップガン』続編製作決定!2018年撮影開始、ドローン戦争を描く物語に?

新作『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』のプロモーション・ツアー中のトム・クルーズが、自身の出世作『トップガン』(1986年)の続編が製作されることを明言した。同作の続編については噂だけが長らく聞こえていたものの、製作のゴーサインが出たというニュースは今回が初めてだ。昨年(2016年)公開30周年を迎えた『トップガン』が、いよいよ現代に蘇ろうとしている。

トム・クルーズの“マーベリック”復活!

オーストラリアの情報番組「サンライズ」に登場したトムは、出演者の「『トップガン2』はある、って言って。お願い」というコメントに、笑顔で「あるよ。撮影はきっと来年(2018年)だね」と答えた。

トニー・スコット監督による『トップガン』は、主人公の“マーベリック”ピート・ミッチェルを演じたトム・クルーズのほか、脇を固めたヴァル・キルマー、ティム・ロビンス、メグ・ライアンらをスターの座に押し上げた作品である。この映画でプロデューサーの一人として名を連ねていたのは、現在も話題作を手がけるジェリー・ブラッカイマー。実は昨年(2016年)から、『トップガン』続編のためトムとの話し合いを続けていたようだ。

続編はドローン戦争?『トップガン2』をめぐる情報の数々

もっとも『トップガン』続編は、ずいぶん以前から製作の噂が流れ、また関係者たちによる証言も少なからず存在したプロジェクトである。

2010年には、のちに『オール・ユー・ニード・イズ・キル』『ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション』でもトムとタッグを組む脚本家クリストファー・マッカリーがプロジェクトに参加していることが判明していた。当時はトニー・スコット監督、ジェリー・ブラッカイマー、トム・クルーズという顔ぶれが再結集する計画だったようだが、2012年にトニー監督が死去。この方向性での実現は不可能となってしまった。

しかし2014年、実写版『ジャングル・ブック』の脚本を手がけたジャスティン・マークスが『トップガン』続編を執筆すると報じられた。さらに翌年の2015年には、ヴァル・キルマーが『トップガン』続編への出演を脚本を読まずに引き受けたことを明らかにしている。

また同じく2015年には、製作会社スカイダンス・プロダクションズのデヴィッド・エリソンCEOが『トップガン』続編について細かな証言をしている。

「ドッグファイト(戦闘機の航空戦)で興味深いのは、世界が前作の公開当時とは変わってしまったことだ。[中略]我々が暮らしている世界にはドローン技術があって、アメリカ海軍は第5世代戦闘機(ステルス性を重視された戦闘機)が最後の有人戦闘機だと言っている。そこで私たちは、ドッグファイトやパイロット同士が戦う時代の終焉や、今日の文化を掘り下げるものを作ろうとしているんだ」

しかしながら、これらの情報は2015年当時のものだ。現在進んでいる『トップガン』続編の計画がどんなストーリーなのか、クリストファー・マッカリーやジャスティン・マークスが現在も脚本に参加しているのかはわからない。そして、世界の状況が日に日に深刻化している現在、ドローンや無人戦闘機といった現在のテクノロジーを『トップガン』と同じテイストで掘り下げることはどこまで可能なのか……。

『トップガン』続編が2018年に撮影されるとしたら、おそらく劇場公開は2019年ごろになるだろう。前作のメンバーがどんな形で登場するのかも楽しみだ。

Source: http://www.comingsoon.net/movies/news/851729-tom-cruise-confirms-top-gun-sequel
http://collider.com/top-gun-2-tom-cruise-tony-scott/
http://collider.com/top-gun-2-val-kilmer-iceman/
http://collider.com/top-gun-2-story-details-drone-warfare/
Eyecatch Image: https://www.amazon.co.jp/トップガン-スペシャル-コレクターズ-エディション-スチールケース仕様-Blu-ray-トム-クルーズ/dp/B00UFPMWGU/

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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