「トイザらス」ハリウッド実写映画化 ─ 『ナイト・ミュージアム』風のアドベンチャー作品に

子どもでいたい、ずっと“トイザらス”キッズ。世界的オモチャ屋さんフランチャイズ「トイザらス」がハリウッドで実写映画化されることがわかった。米Varietyが報じている。
報道によると、本作は企画の初期段階。玩具業界における70年以上の「トイザらス」ブランドを活かし、現代的かつハイテンポな、子ども時代の驚きと喜びをとらえたアドベンチャー・ムービーを目指しているとのこと。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ナイト・ミュージアム』シリーズや『ビッグ』(1988)の流れを汲みつつ、『ジュマンジ』シリーズと『バービー』(2023)のような“玩具映画”にも類する作品になると伝えられている。
製作は『ソニック・ザ・ムービー』シリーズのプロデューサーであるディミトリ・ジョンソンらが率いる製作会社Story Kitchen。Netflixシリーズ「トゥームレイダー:レジェンド・オブ・ララ・クロフト」(2024-)のほか、『ジャストコーズ』『RUINER』『ライフ イズ ストレンジ』といった人気ビデオゲームの映画化・ドラマ化企画に携わっている。
Story Kitchenの代表を務めるジョンソン&マイク・ゴールドバーグは、「トイザらスは文化的な基準として、現在も私たちの中にいる“子ども”に影響を与え続けています。トイザらスが地球上で最も魅力的な場所だった80年代の子どもとして、トイザらスが表現する冒険心や創造性、ノスタルジーをとらえた映画を作るために提携できることを嬉しく思います」と声明を発表。大人になった今でも、彼らはトイザらスキッズなのだ。
米トイザラスの映像製作部門・Toys’R’Us Studiosのキム・ミラー・オルコ会長は、本作を「あらゆる世代の子供たちに愛されてきた、トイザらスの想像力と冒険、喜びをとらえる物語」と表現。「トイザらス初の映画であるこのプロジェクトは、ブランドの魔法を大スクリーンにもたらす素晴らしい機会です。トイザらスの真髄である“センス・オブ・ワンダー”を呼び起こす、遊びそのものと同じくらい果てしない旅になるでしょう」と語った。
プロデューサーはジョンソン&ゴールドバーグ&オルコのほか、ティモシー・I・スティーブンソン、エレナ・サンドヴァル。現在はフィルムメーカーと準備の話し合いに入っており、キャストをはじめとする詳細は今後数ヶ月以内に発表されるという。
Source: Variety