『トランスフォーマー』新作アニメが2作同時発表 ─ Netflix&ニコロデオンでファミリー層にアプローチ

人気シリーズ『トランスフォーマー』の新作アニメ2作品がほぼ同時に発表された。Netflix、ニコロデオンの各社がそれぞれ製作・配給を担当する。米Deadlineなどが報じた。
「トランスフォーマー:ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー」(2020-)を配信しているNetflixが新たに手がけるのは、コメディシリーズ「トランスフォーマー:ボットボッツ(原題:Transformers: BotBots)」。ハズブロ社が米国で展開している同名のオモチャに基づく作品で、昼間はショッピングモールで日用品などに“変装”しているイタズラ好きのボットボッツたちが、夜には「ロストボッツ」なるチームを結成して大冒険を繰り広げる。もともとボットボッツは低年齢層向け玩具であり、「サイバトロン・トリロジー」とは大きく異なる趣向となりそうだ。
シリーズは全20話構成で、製作総指揮はアニメ「スパイダーマン」などを手がけるケヴィン・バーク&クリス・ワイアットが務める。ハズブロの親会社・eOneにてファミリー・ブランドを担当するオリヴィエ・デュモン氏は、本作を「ボットボッツに命を吹き込み、新たなユニバースを探求する、まったく新しい『トランスフォーマー』の物語」と形容。新境地を開拓し、新旧ファンを驚かせる作品になるとのコメントを発表した。
かたや、ニコロデオンによる「トランスフォーマー」新作アニメ(タイトル未定)は、新種のトランスフォーマーたちが、オートボットやディセプティコン(デストロン)、そして彼らを育てる人間たちの間で居場所と目的を求めていく物語。人気キャラクターと新たなトランスフォーマーによる「新世代の子どもたちと家族のために物語を再創造する」作品で、デュモン氏によると「フレッシュかつクリエイティブな新シリーズ」だという。
こちらのシリーズは1話30分、全26話構成。ニコロデオンでの米国リリース後、海外にも配給される。製作総指揮はアニメ版「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」のアント・ワードと、『トランスフォーマー』のアニメシリーズを過去にも手がけてきたニコール・デュビック。
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