「ロード・オブ・ザ・リング：力の指輪」シーズン2のストーリー展開はより早く、戦闘シーンはスケールアップ

Amazonの超大作シリーズ「ロード・オブ・ザ・リング：力の指輪」シーズン1は、全8話を通して世界観の構築に時間を費やしてきた。シーズン2では一転して、ストーリー展開のペースは早まるようだ。Amazon StudiosグローバルTV部門責任者のヴァーノン・サンダースが、シーズン2に期待する要素やシーズン3の更新について、米Deadlineに語っている。

J・R・R・トールキン著『指輪物語』に基づく「力の指輪」は、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の数千年前を舞台に、中つ国の第二紀における悪の再来を描く物語。シーズン1の開発・制作から多くを学んだサンダースは、「より早く、より良いものを作ることができるようになった」と自信を示し、シーズン2のストーリー展開も早くなるだろうと予告した。「物語のスピード感は増すと思います。（シーズン1で）すべてのキャラクターや利害関係が確立された今、物語はキャラクターたちが戦争に突入することを求めていますからね」。

その「戦争」に関しては、「シーズン2では付録や本の象徴的な場面も含め、より大きな戦いが見られると思います」と言及。よりスケールアップした戦闘シーンや、原作のアイコニックな場面の登場など、「ロード・オブ・ザ・リング」ファンの期待に応える仕上がりになりそうだ。

また、シーズン1は「やるべきことが確立されていた」とした上で、シーズン2は「サウロンの正体が明らかになると共に、物語が盛り上がっていく楽しみがあります」と語ったサンダース。「指輪が登場したことで何が起こるのか、世界の様々な勢力がその影響にどう対処するのか」と見どころを予告し、「とても魅力的な作品になると思います」と期待を煽った。

現在イギリスでシーズン2を撮影中の「力の指輪」は、全5シーズン構想であることが伝えられている。サンダースによると、シーズン3への更新は2023年に発表される見込みだ。「新年には確実に（更新の）ニュースがあるだろうと考えています。そのためには、たくさんの計画や下準備が必要です。我々はシーズン2の制作に没頭しているため、まだその段階に到達していませんが、新年には何らかのニュースがあると期待しています」。

Source:Deadline