「ウォーキング・デッド」東京版も構想中?初期シリーズの全16話構成を「もう一度やりたい」と製作者

スピンオフも好調なドラマ「ウォーキング・デッド」シリーズには、さらなるスケール拡大の構想があるようだ。1シーズンごとのエピソード数の拡充や、日本など他国を舞台としたグローバル展開の可能性も視野に入れているという。
2010年にアメリカで放送が始まり、瞬く間に世界的ヒットとなったサバイバル・ドラマ「ウォーキング・デッド」には、「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」をはじめとする多数のスピンオフ作品が存在する。メインシリーズの完結後は、人気キャラクターを主人公とした新たなスピンオフも複数リリースされた。
そのうち、アンドリュー・リンカーン演じるリック・グライムズの“その後”を描いた「ウォーキング・デッド:ザ・ワンズ・フー・リブ」は、当初は映画版として計画されていたものだ。最終的にテレビシリーズとして展開されたが、今後ユニバース内で映画作品を制作する可能性はあるのだろうか?
チーフ・コンテンツ・オフィサーのスコット・M・ギンプルは、米The Directの問いかけに対し、「異なるフォーマットについては常に考えています。6時間の作品なのか、2時間の作品なのか……」と回答。「僕の夢は、年間16時間(話)で描くシリーズをもう1つ作ること。今その話し合いを行っているところです。長編映画の可能性は低いでしょう」と述べて、映画化よりも、本家と同じエピソード構成(全11シーズン中7シーズンが全16話構成)のシリーズ制作を目指していることを明かした。
現行のスピンオフ3作は、ほぼすべてが6話構成(「ウォーキング・デッド:デッド・シティ」シーズン2のみ全8話)と、本家より短いフォーマットとなっている。ギンプルは「シリーズの形を変えて展開することについては、考えなければいけないし、実現させるつもりです」と意気込みを語った。
もうひとつ構想されているのが、「ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン」がフランスを舞台にしたのと同じ、東京を含むグローバル展開だ。米Screen Rantで、ギンプルは「いま取り組んでいる中には、これまで行ったことない場所を描く、とても楽しみなものがある」と示唆した。「東京の物語も見たいし、アフリカやアイスランドの物語も見てみたい。奇妙に聞こえるかもしれませんが、世界中にストーリーの可能性があるからこそ、僕たちは世界中を巡りたいんです」。
もし実現すれば、”ウォーカー”と呼ばれるゾンビが蔓延する東京の姿を見られるかもしれない。今後の動きに注目したい。
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Source: The Direct, Screen Rant