海外ドラマのエピソード数減少は時代の流れ?「ウォーキング・デッド」新スピンオフは全6話構成に

2023年以降に順次公開となる「ウォーキング・デッド」の新スピンオフ3作は、いずれも全6話構成になりそうだ。本家「ウォーキング・デッド」の最終シーズンが全24話だったことを考えると、エピソード数が少なすぎると感じるファンもいるかもしれない。しかしそこには、筋の通った理由があるようだ。
米Colliderのインタビューにて、同ユニバースのチーフ・コンテンツ・オフィサーであるスコット・M・ギンプルは、ニーガン(ジェフリー・ディーン・モーガン)&マギー(ローレン・コーハン)のスピンオフ「ウォーキング・デッド:デッド・シティ(原題)」が全6話になることを予告。6話構成にした主な理由として、視聴習慣の変化を挙げている。
「この点については、率直に言ってAMCの問題でした。でも実を言うと、2023年の問題でもあります。異なるテンポでストーリーを語る時代です。まったく異なる方法で視聴される物語を伝えているのです。」
続けてギンプルは、「実際に、全く異なる方法でストーリーを伝えるよう後押しされたと思います。(『ウォーキング・デッド』開始から)12年が経ち、これは非常に良いことだと思います。私は時代遅れですから」と述べ、時代の流れにそって物語の伝え方を変える面白さを語った。「『ウォーキング・デッド』の世界やストーリーテリングを全く違う方法で考えることは、本当にやりがいがあって、実に面白いです」。
また、「デッド・シティ」以外のスピンオフ2作も同様か聞かれると、ギンプルは「現時点で、これらの第1シーズンは全6話になるとだけ言っておきます」と回答。「今後状況は変わるかもしれません。そのあたりはまだ検討中です。『ウォーキング・デッド』の第1シーズンは6エピソードで、その後状況が変わったのは明らかです」と補足した。
2010年に放送された「ウォーキング・デッド」シーズン1も6話構成だったが、シーズン2に更新されるとエピソード数を一気に13話へと増やした。その後、シーズン3~9までは全16話構成が続き、シーズン10では追加エピソードを含む全22話に。最終のシーズン11は全24話となり、パート1~3に分けてリリースされた。少ない話数が好まれる時代にあわせて、新スピンオフは全6話構成でのスタートとなるが、本家のようにシーズン2以降でエピソード数が変わる可能性もありそうだ。
なお、「ウォーキング・デッド:デッド・シティ」は2023年6月に米AMCで公開予定。ダリル役ノーマン・リーダスが主演する「ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン(原題)」は2023年後半、リック役アンドリュー・リンカーン&ミショーン役ダナイ・グリラのスピンオフドラマは2024年のリリースを目指して進行中だ。
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Source:Collider