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『ツイン・ピークス』新シーズンに“再登場”する出演者たちが、エンターテインメント・ウィークリー誌の表紙に登場

2017年5月21日より米国“SHOWTIME”にて放送開始が予定されている、デヴィッド・リンチ監督の『ツイン・ピークス』新シーズンに動きが見られたのでご紹介したい。

本作品に関してはご存知のように、現時点まで物語の内容に関する詳細は一切公表されていない上に、初回の放送がほぼ目前に迫っている現在まで、あまりアグレッシブなプロモーションは展開されてこなかった。しかしここに来て、なんと米国のポップカルチャー誌“エンターテインメント・ウィークリー”の最新号の表紙を、新『ツイン・ピークス』の出演者たちが飾ったのである。しかもコレクターズ・カバーとして、豪華3種類の表紙デザインでリリースされたようだ。

Twin Peaks
http://ew.com/tv/2017/03/23/twin-peaks-revival-showtime-cover/

各表紙のデザインは見ての通り、“最後の晩餐”のようなメンバー全員の集合写真を三等分したものになっている。そしてこの表紙に並ぶメンバーは、すべて旧シーズンからの再登場を果たした懐かしい顔ぶれなのである。

では左から簡単にご紹介しよう。

一冊目は、左目の黒い眼帯でお馴染みネイディーン・ハーリー役のウェンディ・ロビー、その夫エド・ハーリー役のエヴェレット・マッギル、そして彼らの甥にあたるバイカーのジェームズ・ハーリー役のジェームズ・マーシャル。二冊目は、旧シーズンの主人公のひとりローラ・パーマー役と、その従姉妹マデリーン・ファーガソン役のシェリル・リー、FBI地方捜査主任ゴードン・コール役のデヴィッド・リンチ、そしてなくてはならない物語の主人公、FBI特別捜査官デイル・クーパー役のカイル・マクラクラン、旧シーズンでローラの級友だったオードリー・ホーン役のシェリリン・フェン。三冊目は、ダブルRダイナーで働くシェリー・ジョンソン役のメッチェン・アミック、旧シーズンでシェリーの不倫相手だったボビー・ブリッグス役のダナ・アシュブルック、そしてダブルRダイナーのオーナーであるノーマ・ジェニングス役のペギー・リプトン。皆それぞれに、そして様々に老いてしまっているが……懐かしい顔ぶれである。

撮影時には少し髪の毛があった気がするジェームズが今ではほぼスキンヘッドだったり、オードリーがスナックのおばさんにしか見えなかったり、シェリーが無駄に色気を放出していたり(胸開けすぎでしょ)と、気になるところは若干あるものの、その他のメンバーは思った以上にしっくりきていると個人的には感じる。

ただし、この段階でもリンチが物語の詳細を口にすることはなかったようで、以前にも触れたように、おそらく多くの情報が明かされないまま放送日を迎えることになりそうだ。

一方、400ページ以上もあるという脚本を読んだクーパー役のカイル・マクランは、こうコメントしている。

I think it took me six hours and a few cups of coffee to read. But it was wonderful.

脚本を読むのに6時間はかかったと思うし、それなりのコーヒーが必要だったよ。でも素晴らしいものだった。

今から放送までの約二ヶ月、おそらく全米では伝染病にも似た“ツイン・ピークス熱”が蔓延することが予想される。そして後に控える日本放送時にも、少なからずその“熱”は伝染してくることだろう。しかし、この表紙を見た時点でもはや発症してしまったという方には、放送期間だけでもアメリカに滞在するくらいしか治療法はないのではないだろうか。

いずれにせよ、盛り上がってまいりましたね。

Source & Eyecatch Image : http://ew.com/tv/2017/03/23/twin-peaks-revival-showtime-cover/
©Showtime
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MujinaMujina Tsukishiro

普段はあまり摂取しないコーヒーとドーナツを、無駄に欲してしまう今日この頃。You know, this is - excuse me - a damn fine cup of coffee.