『ローグ・ワン / スターウォーズ・ストーリー』で使用される『ウルトラパナビジョン70』は映画業界に革新をもたらすか

ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー』の予告映像が公開された。
2014年公開の『GODZILLA』を成功に導いた立役者のギャレス・エドワードが、今度は『スター・ウォーズ』の世界に挑戦する。
本作は『フォースの覚醒』と異なりデジタルで撮影されている。EP4よりも前の時間軸になるためか、撮影手法にもこだわりぬいて“古き良き時代”の再現に挑んでいる。

『ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー』の撮影には、長い間眠っていた『ウルトラパナビジョン70 アナモルフィックレンズ』を採用している。
今年日本で公開されたヘイトフル・エイトでも同じ方式が採用されているが、これは1966年公開の『カーツーム』以来50年ぶりになる。

『ヘイトフル・エイト』では70mmフィルムで撮影されたが、『ローグ・ワン』ではARRI Alexa65というデジタルシネマカメラで撮影されている。

ウルトラパナビジョン70アナモルフィックレンズは『ベン・ハー』などの撮影に使用されている。『ベン・ハー』時代は『MGMカメラ65』と称されていた。
非常に横長の映像が撮影可能となる。そのためアスペクト比は2.76:1となる。

アナモルフィックレンズとは左右の映像を圧縮して撮影するレンズだ。上映時はプロジェクターにアナモルフィックレンズを装着して圧縮した映像を正常な物に戻す。これにより横に広い映像が撮影可能になった。
ハイビジョン放送は1.78:1で、シネマスコープは2.35:1なのでウルトラパナビジョン70の横幅がどれほど広いかよく分かるだろう。

http://www.renewtheaters.org/blog/2015/glorious-70mm-quentin-tarantinos-brand-new-film-on-a-50-year-old-format/

各アスペクト比の比較画像。一番下がウルトラパナビジョン70の映像。

 

Arii Alexa65は6.5Kで撮影可能なため、画質は抜群に美麗である。高精細な横長映像を楽しめることになり、縦に広がるIMAXカメラで撮影されたフォースの覚醒とは異なった映像体験が可能になる。

この古さと革新を組み合わせた映像は、映画業界にどのような衝撃をもたらしてくれるのか注目したい。

 

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気になったものはなんでもみる雑食映画好き。

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Comments

  • oriver_cinema (@oriver_cinema) 2016年4月12日 at 11:40 AM

    『 #ローグ・ワン / スターウォーズ・ストーリー』で使用される『ウルトラパナビジョン70』は映画業界に革新をもたらすか https://t.co/UhbeDATk2O

    Reply
  • ワラビー (@kobo97) 2016年4月12日 at 12:01 PM

    『ローグ・ワン / スターウォーズ・ストーリー』で使用される『ウルトラパナビジョン70』は映画業界に革新をもたらすか https://t.co/jFIGXAOq0N

    Reply
  • @frnk 2016年4月12日 at 12:29 PM

    超横長のデジタル6.5K撮影機材にベン・ハーの時代のレンズ使うのか。面白い。
    『ローグ・ワン / スターウォーズ・ストーリー』で使用される『ウルトラパナビジョン70』は映画業界に革新をもたらすか | oriver.cinema https://t.co/QjiZfalBfn

    Reply
  • @all_gray_ue3 2016年4月12日 at 7:55 PM

    『ローグ・ワン / スターウォーズ・ストーリー』で使用される『ウルトラパナビジョン70』は映画業界に革新をもたらすか https://t.co/WEOJI6sXWK

    すごいですわ
    ただのスピンオフではない

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