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『ズートピア』のジュディとニックにときめいたアナタに贈る!ユニークなカップル映画オススメ3選

大ヒットとなったディズニー映画『ズートピア』は、差別や偏見といった難しいテーマを巧みに扱った見事な構成が各方面から大絶賛されているが、真面目で賢いジュディと、ディズニー史上最強イケメンニックという
“ズートピアカップル”の人気も絶大。

ニックとジュディ
http://ja.fanpop.com/clubs/judy-hopps/images/39148936/title/nick-judy-photo

そこで、今回は『ズートピア』のような
“逆境に負けないヒロインと風変わり男子カップル”が出てくる
個性派カップル映画を3本ご紹介!

『ヘザース/ベロニカの熱い日』(1988年)

ウィノナ・ライダー主演の『ヘザース/ベロニカの熱い日』は、いまでもカルト的な人気を誇るブラック青春映画。

学園を牛耳る3人のヘザー(ヘザース)に日々パシられているベロニカ(ウィノナ・ライダー)は、イジめられてばかりの日々に鬱々としていた。
そんなある日、謎めいた転校生のJD(クリスチャン・スレーター)が現れる。
誰に対しても卑屈にならないJDと意気投合したベロニカは、『あいつらを殺してやりたい』とこぼし、2人でお遊びの殺害計画を立てるのだが……。

クリスチャン・スレーター演じる転校生JDが、”変わってる”を通り越して”完全にイッちゃってる”わけなのだが、最強にクールでカッコイイので必見!!

JDのヤバさに気づいて奮闘するベロニカの成長譚でもありつつ、意外性抜群の皮肉で衝撃的なラストまで、
妄想と現実の間をハイスピードで駆け抜けていくような独特の世界観が楽しめる傑作。

ベロニカとJDは、強烈に惹かれあいながらも強烈に反発し合う。
そんな2人の火花のような関係は、他では見られない輝きを放っている。

数年前にはオフ・ブロードウェイでミュージカル化もされ好評を博した。

『Heathers the Musical』より♪Candy Store B-Roll

『恋しくて』(1987年)

https://youtu.be/xlUkeCN3Eu4

エリック・ストルツ主演の青春ラブロマンス映画。
とはいえ、普通のラブ・ストーリーではない。
胸キュンすぎる三角関係は必見だ。

ガソリンスタンドでバイトするおとなしい高校生のキース(エリック・ストルツ)は、学園のマドンナのアマンダ(リー・トンプソン)に片想いをしていた。
イケていない彼の唯一の親友は、幼馴染の少女ワッツ(メアリー・スチュアート・マスターソン)。
しかし、ドラムが趣味でボーイッシュなワッツは、ひそかにキースに恋をしていたのだった。

思い切ってアマンダをデートに誘うキースを健気に応援するワッツ。
そんな2人が”キスの練習”をするシーンは映画史上に残るトキメキシーン!
殻を破って一歩を踏み出すキースが、本当に大切な人と自分の気持ちに気付くという情けない男子の成長物語でもある『恋しくて』。

大好きという気持ちが溢れているのに(超鈍感なキース以外にはバレバレ)
憎まれ口を叩いてしまうワッツの乙女心も切なく可愛くて、誰かのことを想う気持ちの尊さを再確認させてくれる一本だ。

『普通じゃない』(1997年)

誘拐犯と社長令嬢の恋を描いたラブ・コメディ。
ダニー・ボイル監督のハリウッドデビュー作だ。

この映画を一言で紹介するなら……“とにかくキャメロン・ディアスが可愛い”

小説家を夢見る気の弱いビルの清掃員ロバート(ユアン・マクレガー)は、成り行きから社長令嬢セリーン(キャメロン・ディアス)を誘拐してしまう。
勝気すぎるセリーンに指示されるがままに、誘拐の手続きを進めるロバート。
一方、ロバートとセリーンをくっつけないと天国に帰れない天使2人組も、色々と画策していた。

誘拐された側なのに犯人を翻弄しまくるセリーンは、ある意味最強のヒロイン。
演じているのがキャメロン・ディアスでなければ、ただ高慢ちきなだけのビッチになりそうな、そのギリギリのバランス感覚が絶妙だ。
情けないロバートとのペアは、アンバランスなようでいて相性バッチリ!

頼りがいがまるでなかったロバートが、セリーンによって”鍛えられていく”様子は、まさに一風変わったラブストーリー。
田舎のバーでカラオケを歌うちょっとしたミュージカル風のシーンなど、小技の効いたシーンが満載の、小さな宝石箱のような作品だ。

あなたはどのカップルが好き?

『ズートピア』のジュディとニック、
『ヘザース/ベロニカの熱い日』のベロニカとJD、
『恋しくて』のワッツとキース、
『普通じゃない』のセリーンとロバート

一目で恋に落ちたお姫様と王子様ではないけれど、紆余曲折を経て惹かれあう2人の絆は強いもの。
きっとあなたも、彼らのことが大好きになるはずだ。

Eyecatch Image:https://www.youtube.com/watch?v=ego97WMQMZs

Writer

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umisodachi

ホラー以外はなんでも観る分析好きです。元イベントプロデューサー(ミュージカル・美術展など)。