人気ホラーゲーム映画版『アンティル・ドーン』米予告編が公開 ─ 殺されるたびに時間が戻り、恐怖のジャンルも変化する

PlayStation 4の人気ホラーゲーム『UNTIL DAWN -惨劇の山荘-』の実写映画版『Until Dawn(原題)』の米国版予告編が公開された。
人里離れた渓谷で、ひとりの女性が謎の失踪を遂げた。一年後、妹のクローバーと友人たちは真相を求めて現地に向かう。廃墟と化したビジターセンターを調査中、彼らは覆面の殺人鬼によって一人ずつ殺されてしまった。しかし、彼らが目を覚ますと、そこは同じ夜の始まりだった。悪夢の一夜を脱出するため、彼らは死を繰り返しながら謎を解き、“夜明け”まで生き延びなければならない……。
原作のゲームは、ふたりの友人が行方不明になった一年後、8人のティーンエイジャーが山小屋で殺人鬼やクリーチャーの襲撃を受ける物語。特徴は「バタフライエフェクト」システムで、プレイヤーのささいな行動や選択が、のちに登場人物の運命に大きな変化をもたらす。特定のプレイヤーキャラクターが死亡してもゲームオーバーにはならず、結末はなんと256通りも存在するのだ。
まさに“ゲームならでは”のストーリーとシステムを、いかにして映画に置き換えるのか? 監督は『シャザム!』シリーズや『アナベル 死霊人形の誕生』(2017)などのデヴィッド・F・サンドバーグ。「ゲームの特徴はあらゆる選択があらゆる死を招くこと」だといい、“R指定で贈るホラーへのラブレター”と形容された映画版は「“死ぬたびにやり直す”システムで、生き返るたびにホラーのジャンルが新しくなる」構造だと語る。
映画版は原作と同じ世界観だが、ストーリーとキャラクターはオリジナル。脚本は『IT/イット』『アナベル』シリーズのゲイリー・ドーベルマン、『ポラロイド』(2019)のブレア・バトラーが執筆し、ゲームの要素を随所に散りばめながら、原作ファンも最後まで展開が予想できない物語になっているという。公開された予告編でも、こだわりのシステムと恐怖演出の一端を見ることができるはずだ。
最大のポイントは、原作ゲームからドクター・ヒル役のピーター・ストーメアが唯一続投していること。「独創的で素晴らしく、本当に恐ろしい『アンティル・ドーン』に参加できて光栄でした。ホラーへのラブレターであり、原作の精神にきちんと敬意を払った映画版に参加できたことを嬉しく思います」と語り、「新たな登場人物と犠牲者たちでいっぱいの、まったく新しい、ひねりの効いた物語です」と予告した。
主人公のクローバー役は『アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~』(2024)のエラ・ルービン。共演には「Love, ヴィクター」(2020-2022)のマイケル・チミノ、「エクスパッツ ~異国でのリアルな日常~」(2024)のジヨン・ユーらが名を連ねた。
映画『Until Dawn(原題)』は2025年4月25日に米国公開予定。
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Source: Sony, Variety, Bloody Disgusting





























