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『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』冒頭5分間が解禁!音楽はデヴィッド・ボウイ、『ブレードランナー』ルドガー・ハウアーも登場

ヴァレリアン 千の惑星の救世主
© 2017 VALERIAN S.A.S. - TF1 FILMS PRODUCTION

数々の名作を世に送り出してきた巨匠リュック・ベッソン監督によるSF超大作、映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』が、いよいよ2018年3月30日(金)より公開される。
このたび劇場公開に先駆けて、観客を壮大な世界へ導く冒頭映像が解禁された。米The Boston Globe紙で「ド頭から傑作!」と絶大なる評価を受けた、注目の5分間をぜひ見逃さないでほしい。

人類が古くから夢見てきた宇宙への進出。その歴史を思い出すかのように、本作は1975年、アポロ号のカプセルとソ連のソユーズのドッキングの映像から始まる。この歴史的瞬間をきっかけに、宇宙ステーション・アルファは各国の宇宙船がドッキングし、2031年の未来では重力の制御までできるようになっている。ハッチが開くたび、各国の宇宙飛行士が歩み寄っては固い握手を交わす。
そして2135 年、ついに宇宙ステーションに地球外生命体がやってきた。巨大な宇宙船に乗った宇宙人(コータン・ダフーク)との初遭遇でも、人間と同様に友好の握手は続き、何百年もかけて、宇宙ステーション・アルファはもはや地球上の人類のためだけではなく、全宇宙にとって主要な場所となっていくのだ……。

このほとんど言葉を伴わないシークエンスのために選ばれたのは、デヴィッド・ボウイの楽曲「Space Oddity」。歌詞もあいまって、この冒頭のシーンから、観客は監督の描く未来の世界へと誘われることになる。
監督は楽曲の起用理由について、「脚本を執筆している時、車の運転中に“Space Oddity”が流れたんです。映画のシーンが思い浮かんでいたので、オープニングシーンにピッタリじゃないかと思いましたね。ボウイとは付き合いが長くて、『アーサーとミニモイの不思議な国』(2006)でも声優をお願いしたことがありましたから。天国の大きな劇場で、この映画を3Dで観ているって聞きましたよ(笑)」とコメントしている。

ヴァレリアン 千の惑星の救世主
© 2017 VALERIAN S.A.S. – TF1 FILMS PRODUCTION
ヴァレリアン 千の惑星の救世主
© 2017 VALERIAN S.A.S. – TF1 FILMS PRODUCTION

むろん、このオープニングシーンに凝縮されているのは物語への導入だけではない。繰り返される宇宙飛行士や宇宙人との握手のシーンには、ベッソン監督が夢見る未来が詰め込まれているのだ。宇宙ステーションにいる人間たちが笑顔と握手で出迎えるが、握手の文化がない日本人は代わりにお辞儀で応える。言葉が通じ合わなくとも、お互いを受け入れることで、宇宙ステーション・アルファは大きくなっていく。これこそ監督が描きたかった“多様性”、人類が夢見るべき未来はまさにこういう世界なのかもしれない……。

ちなみにSF映画ファンが見逃せないのは、『ブレードランナー』(1982)でロイ・バッティ役を演じたルドガー・ハウアーが世界連邦大統領役で出演することだろう。ベッソン監督は「『ブレードランナー』の大ファンだからお願いしたんです。今回は(レプリカントではなく)人間として登場したら面白いじゃないかと思って」と語っている。

映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』は2018年3月30日(金)より全国ロードショー

© 2017 VALERIAN S.A.S. – TF1 FILMS PRODUCTION

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THE RIVER編集部THE RIVER

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