「『ヴェノム』最悪の夜」ブルーレイ&DVDリリースパーティーが開催 ─ 「最悪」の時期乗り越えた袴田吉彦「般若心経を聴いていた」

マーベル・コミックス史上屈指の人気を誇るダーク・ヒーローが待望の単独映画化を果たした『ヴェノム』ブルーレイ&DVDが、2019年3月6日にリリースを迎えた。
これを記念し、リリース前夜の5日、『ヴェノム』ブルーレイ&DVDリリース記念トークイベントとリリースパーティーが開催。なだぎ武、竹若元博(バッファロー吾郎)、川谷修士(2丁拳銃)、おもしろ佐藤(御茶ノ水男子)から成る吉本アメコミ芸人「よしもとアメコミリーグ」とスペシャルゲストが登場した。

会場には、「映画館で3回観ました」という方や、自作のヴェノムコスプレを製作した方など、熱を持ったファンが集結。よしもとアメコミリーグがひとしきり会場の笑いを掴んだあと、スペシャルゲストとして、『ヴェノム』と関わりの深い共通点を持つ”あの人”がサプライズ登場。
主人公エディ同様、「職もパートナーも失って窮地に至ったことがある」「”最悪”のキャッチコピーがピッタリな時期もあった」「どん底から這い上がり、再び栄光を掴んだ」というヒントに、一同は「三浦マイルドでしょ」「ガリガリガリクソン」「トロサーモン久保田」「陣内さんじゃないですか」と予想、「吉本はヴェノムみたいなやつ一杯おるな」と謎の考察を展開した。

「ポイントカードが貯まらない」
「最悪のゲスト」正解は、2017年末に”アパ不倫”スキャンダルで世間を騒がせた俳優の袴田吉彦。「色々言い過ぎですよ、皆さん」と苦笑いしながらステージに現れた袴田は、この日のために型取りから行ったヴェノムの特性マスク姿で登場。『ヴェノム』については「主人公が他人とは思えなかった。すぐ入り込みましたね」と自虐。「ヴェノムは最初グロテスクかなと思っていたんですが、観ているうちにすごくカッコよく見えてきますよね。」

袴田へのオファーは、明らかにスキャンダル復活後の心境を引き出そうという「史上最も残虐な」理由によるもの。アメコミリーグ一同から「最近、”最悪”だった出来事は?」と確信犯的な質問をされると、「何かありましたっけ?」とすっとぼけながら、「連日テレビで色々と言われるから、スーパーでポイントカードを出そうとすると、店員に二度見されて、出しづらい、ポイントが貯まらない」と打ち明けた。
なだぎ武が「あの時期、どう乗り越えたん」と尋ねると、「『ヴェノム』でエディは悟りのDVDを観ていたが、僕はずっと般若心経を聴いていました」と衝撃の告白。「本当にエディが他人とは思えないです」とトホホな様子の袴田は、当時3ヶ月間は外出もできず、飲食物は友人からの差し入れで生き延びていたんだとか。

イベント後の囲み取材では、この日の朝(日本時間)に訃報が伝えられた「ビバリーヒルズ青春白書」ディラン・マッケイ役のルーク・ペリーの話題も飛び出した。ディランのものまねでブレイクしたなだぎ武は肩を落とし、「朝、ニュース観たときから悲しすぎて、今日は一日中ふわっとしています。心にポッカリと穴が空いた状態。10年前に本物のディラン・マッケイに会いに行くという企画でお会いしたことがありました。すごく良い方で、あの瞬間は僕の宝物です」と心痛な面持ちで語った。

トークイベント終了後には、『ヴェノム』をフィーチャーしたフード・ドリンクが楽しめるパーティー会場へ。引き続きアメコミリーグの一同に、ゲストとして杉山すぴ豊が登場。『ヴェノム』本編がより楽しくなるトリビアもたっぷり語られた軽妙なトークで会場を湧かせた後は、『ヴェノム』生みの親トッド・マクファーレンの直筆サイン入りポートレートや限定スタチューなど大盤振る舞いのプレゼント大会へ。「#ヴェノム最悪の夜」は充実の一夜となった。
- <
- 1
- 2