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ケヴィン・コスナー主演『ウォーターワールド』続編ドラマが始動 ─ 映画の20年後描く、主要人物も再登場

ウォーターワールド
写真:ゼータ イメージ © Universal Pictures

ケヴィン・コスナー主演、SF海洋アクション映画『ウォーターワールド』(1995)の続編ドラマシリーズが企画されていることがわかった。米Colliderによる第一報に続き、DeadlineThe Hollywood Reporterなどが報じている。

『ウォーターワールド』は、温暖化による海面上昇の末、海面だけが広がっている未来の地球が舞台。ケヴィン・コスナー演じるマリナーは、海の世界で生き延びるために変異した人類の一員。地球上のどこかに存在するという“ドライランド”を求め、マリナーはヘレン(ジーン・トリプルホーン)、少女・エノーラ(ティナ・マジョリーノ)とともに行動するが、そこにディーコン(デニス・ホッパー)率いる海賊・スモーカーが立ちはだかる。

続編ドラマは映画の20年後を描く物語で、映画の主要人物が登場する予定。企画は初期段階であり、ショーランナーと出演者は未定だが、監督には「ザ・ボーイズ」(2019-)『10 クローバーフィールド・レーン』(2016)のダン・トラクテンバーグが就任した。プロデューサーはオリジナル版を製作したジョン・デイヴィス、『ジャングルクルーズ』(2021)のジョン・フォックス。現在はストーリーの開発中で、脚本家との交渉に入っているとのこと。向こう数週間のうちに脚本家のひとりが決定する見込みだという。

デイヴィス&フォックスは、米NBCユニバーサルのテレビ部門であるUniversal Content Productionsとファーストルック契約を結んでおり、『ウォーターワールド』続編ドラマもその契約内で企画が進められている。現時点でプラットフォームは未定だが、NBCユニバーサルの自社配信サービス・Peacockにて米国配信が実施される可能性は高そうだ。

『ウォーターワールド』といえば、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのショー・アトラクションでもおなじみ。オリジナル版は製作当時は史上最高額の1億7,500万ドルが投じられたが、賛否両論を招いたほか、劇場興行収入だけでは予算を回収しきれなかった(のちにソフト化などで回収)。“失敗作”との烙印も押されたが、根強い人気を誇る一作でもある。プロデューサーのデイヴィスは当時の印象のために長らく観賞していなかったというが、最近になって、現在でも十分鑑賞に堪える作品であることに驚いたと語っている。

こちらもダン・トラクテンバーグ監督

Sources: Collider, The Hollywood Reporter, Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。