会った事がないのに気になる?トムとメグから学ぶ、そんな恋の対処法
私が映画を好きになり、よく見るようになった理由が「対処法を学ぶ」です。
登場人物の中で私に似ていたり、現在自分がいるシチュエーションに近いものを選ぶ傾向があります。なので、学生の頃はもう恋愛映画ばかり見ていました。こういう相手との恋をうまくいかせるにはどうしたらいいの?って具合にね。気がつけば自分の映画の得意分野が、「青春・性・愛」の三拍子になったわけですが……。
そんな10代の頃と比べると、恋愛映画を見る機会は減った気がします。恋自体減ったこともあり、それに疲れたといえばそうだし、今まで見てこなかった戦争ものやアクション、ホラーなどに興味が湧いたことも原因ではありますね。
それでも、たまに「手引書」を捲るときはあるのです。
ある日私はふと考えたのですよ、会ったこともない人と恋に落ちることは可能なのか?と。
そこで記憶の引き出しの中から、それっぽいキーワードのものを検索すると、ヒットしたのが1993年の「めぐり逢えたら」。トム・ハンクス×メグ・ライアンによる、会った事のない男性に女性が恋をするお話。
『めぐり逢えたら』
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=4J7gg1V0oak]
トム・ハンクスは妻に先立たれたシングルファザー。彼の息子が、父親に恋人ができて欲しいという気持ちでラジオの番組に電話をかける。それを聞いていたメグ・ライアンが、彼の事気になりはじめちゃうんですよ。問題は、彼はシアトルにいて彼女は同じ国の正反対といっても過言ではない場所、ボルティモアに住んでいること。
しかも、メグ・ライアンには婚約者がいます。しかし、気になって仕方ない、“会ったこともない人”が!
さて、そんな彼女はどういった行動にでたのでしょう。
①情報収集
メグ・ライアンは記者をしているため、彼女のデスクにあるパソコンは93年のこういう(↑)タイプにも関わらず、個人情報が警察のデータベースばりに出てきます。「SAMUEL BALDWIN FIND (サミュエルを探して)」って打ったら出てくるんですよ(!?)その個人情報を私立探偵事務所に送り、身辺調査を依頼するのですが、この点はクレイジーだから絶対真似しないほうがいいです。
しかし、情報収集なら皆するはずです。相手のSNSを徹底的に洗い出すでしょうね。自分はそんなネットストーカーみたいなことしないって?嘘おっしゃい。
②コンタクトをとる
メグ・ライアンは手紙を出そうとします。実は後にその手紙は彼女が結局出すことを止め、友達が勝手に出していた、という事が判明したのですが…。手紙を受け取ったトム・ハンクスの息子は大騒ぎし、彼らにメグ・ライアンの名前(アニー)という存在の認識がうまれます。
例えばmixiが流行っていた時には足跡機能というものがあり、「この人またきた…」と存在の認識をする事が出来たし、今で言い換えるならインスタグラムのいいね機能とでも言うのでしょうか。
③実際に会いに行く
メグ・ライアンはやはり気になって仕方ないので、クレイジーな事してるわって自覚を持ちつつもシアトルに飛びます。そんな時トム・ハンクスは息子とたまたま空港にいて、シアトルについた彼女を見かけます。彼女は彼に気がついていなかったけど、彼はビビッときて彼女に話しかけに行こうとするも見失ってしまうのです。その後、メグ・ライアンはトム・ハンクスに会いに行きますが、彼は「空港の彼女だ!」と、彼女は「ついに会ってしまった!」とお互い驚き、「ハイ」とだけ声をかわして去ります。
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