シガニー・ウィーバー70歳、『アバター』続編でパルクールやフリーダイビングを習得

ジェームズ・キャメロン監督による『アバター』(2009)の続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』にカムバックするシガニー・ウィーバーが、撮影のためにパルクール(走る・跳ぶ・登るといった移動に重点を置き、忍者のように動くスポーツ)を習得したことを明かしている。
『アバター』続編は水中シーンがメインになると報じられ、それに伴い、キャストはトレーニングを積んで激しいスタントをこなさなければならなかったようだ。撮影時に70歳で、現在72歳のウィーバーが米Interview Magazineの取材に応え、キャメロン監督からの要求について語った。
「ジム(キャメロン監督)は多くを要求するから、みんな、彼との仕事を楽しんだと思います。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』で私は他のほとんどのメンバーよりも年上だから、パルクールをたくさんやらなくてはいけなかったんです。バーピー(全身を鍛える激しいエクササイズ)もやる必要があったし、フリーダイビングもやらなくてはいけませんでした。こういう、これからもずっと続けられる真に突飛なことを学べる仕事って最高ですよね? 特にフリーダイビングは、1年かけてやって良かったと思っています。」
英語圏では“Age is just a number(年齢なんて関係ないよ)”とことわざのように言われるが、まさにウィーバーはこの言葉を体現していると言えそうだ。

『アバター』続編のために軍のダイバーと共に息止めの訓練をこなし、酸素吸引してから水中に潜って6分以上息を止められるようになったというウィーバー。以前にも「“これは出来ない、あれは出来ない”と自分に言いたくありませんでした。それに、自分でもやりたかったですし。“まぁ、もう年だしね、これは出来ないか”なんて、誰にも思ってほしくなかったんです」とコメントし、その驚異的なバイタリティと撮影にかける意気込みを示していた。
ウィーバーは前作『アバター』にて、アバター計画を率いる宇宙生物学者グレイス・オーガスティン博士を演じたが、グレイス博士は地球人とパンドラの先住民族ナヴィの間の戦いで絶命。続編では、主人公ジェイクとネイティリのティーンエイジャーの娘キリ役で復帰する。
映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は、2022年12月16日に日本公開予定。
Source: Interview Magazine