シガニー・ウィーバー、『エイリアン』リプリー役再演に向け面談 ─ 草稿50ページ分が存在、「力強く真新しい『エイリアン』に」

『エイリアン』シリーズの伝説的主人公エレン・リプリー役を演じたシガニー・ウィーバーが、同役の再演に向けスタジオと面談を行っていたことを認めた。ニューヨークコミコンでの発言を米Peopleが伝えている。
ウィーバーは『エイリアン』(1979)『エイリアン2』(1986)『エイリアン3』(1992)でリプリー役を演じ、『エイリアン4』(1997)ではクローン役で登場。シリーズは現在、『エイリアン:ロムルス』(2024)や初の実写ドラマシリーズ「エイリアン:アース」を通じて拡張中だが、まだリプリーへの具体的な言及は行われていない。
そんな中ウィーバーは、『エイリアン』シリーズで製作を手がける「良き友人」のウォルター・ヒルが、新たにエレン・リプリーの現在地を描く草稿を執筆しているとの新情報を投下。「彼、リプリーが今どうしているのかについて50ページ書いているんです。とても並外れた内容なんですよ」と明かしている。
それだけでなく、ウィーバーは再演に向けてスタジオと面談も行っているという。「どうなるか私にはわかりませんが、フォックスかディズニーか、今はどの会社になってるかわかりませんが、彼らとミーティングしたんです」。
リプリーの再演について、これまで「必要性を感じたことはなかった。ずっと、“彼女を休ませて、回復させてあげて”と思っていました」と話すウィーバー。しかし、ヒルの執筆したものを読んで、再びリプリーを演じる気持ちが生まれたようだ。「ウォルターが書いたものは、まず第一に、人類を救おうとした者を投獄してしまうような社会を非常にうまく描いていて、すごくリアルに感じられて。でも彼女はその社会にとっての厄介者だから、ある意味彼女は隠れているんです」。
すでに書き上げられている部分について「非常に力強い内容」と語るウィーバーは、「残りのストーリーをどうするか、ウォルターと一緒に進めたいと考えている」と続けている。「エアシャフトの周りを走り回るような内容にはなりません。全く新しい『エイリアン』になります」と野心を燃やす。
「もちろん、怖いです。エイリアンも必ず登場します。でも、私は彼(ヒル)のキャラクター解釈が気に入っているんです。彼は彼女の強さや怒り、そしてユーモアをよく理解しています。リプリーを描くのは、驚くほど難しいんです。」
ウィーバーはちょうど、ドラマ「エイリアン:アース」を鑑賞しているとも明かしたところ。このフランチャイズは現在、『プレデター』シリーズとも緩やかにクロスオーバーしつつ活況を取り戻しつつある。もしもウィーバー再演によるエレン・リプリー新章が実現したら、世界中で話題を巻き起こすに違いない。
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Source:People