映画『バビロン』ゴージャスすぎる特別映像 ─ 「可笑しく、セクシーで、壮大な物語」とブラッド・ピット

『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督がブラッド・ピットやマーゴット・ロビー、『スパイダーマン』トビー・マグワイアら豪華キャストを迎えたオールスター映画『バビロン』より、ブラッド・ピットらがナビゲートする豪華絢爛の特別映像が届けられた。あわせて、きらびやかなポスターボジュアルも公開されている。
デイミアン・チャゼル監督が「ハリウッド初期の堕落と狂乱の人々を描いた、これまでで最大の挑戦だ」と力をこめて語るように、冒頭から1920年代のハリウッドを舞台にした怒涛の世界を駆け抜けていく本映像。ブラッド・ピット演じるサイレント映画の超大物スター、マーゴット・ロビー演じる怖いもの知らずの新鋭女優、ディエゴ・カルバ演じるハリウッドの世界に飛び込んできた青年ら、人生を大きく変える夢を追い求めて日夜アクセル全開で奮闘する登場人物たちが次々登場する。
ピットは本作について「ときに可笑しく、ときにセクシーで、ときに壮大な物語」、マーゴットは「クレイジーな時代」と表現。これほどのカオスの中でも道化師のような身なりでひと際異質な存在感を放つ役を演じるトビー・マグワイアも「予想外のハリウッドが描かれている」と興奮気味に語っている。
チャゼル監督は「キャスティングはある意味、この映画のストーリーを映し出していると言えます。『バビロン』には業界で埋もれる人、這いあがってくる人など様々な人物が出てきますが、キャストはこの多様性を反映していると思います。ブラッド・ピットは大スターの役ですし、マーゴット・ロビーはこれから芽が出るタイプのスターの役です。そして、メキシコ・シティ出身の素晴らしい新人俳優であるディエゴ・カルバはLAに来たばかりの人物を演じています。彼は、観客が映画の世界を発見していく目の役となっています。皆さまが良く知っている様々な役者がキャスティングされている点が楽しいポイントですし、同時に彼らの今まで見た事がないような顔や演技が見れると思います。予想を裏切るような、イメージを覆すような姿を期待していただければと思います」と解説。現代の第一線で活躍する俳優陣が、20年代のハリウッドを舞台に、いかなる新境地を切り開くのか。
ハリウッドの急成長と時代を同じくして、“ジャズ・エイジ”とも呼ばれているほどジャズ黄金時代の喧騒も加わり、『ラ・ラ・ランド』で第89回アカデミー賞作曲賞・歌曲賞を受賞したジャスティン・ハーウィッツ作曲による切れ味鋭いサウンドもポイント。デイミアン・チャゼルの映画へのあくなき想い、エンターテインメントが持つ悦びのすべてが凝縮された本作は、本年度の賞レースでも大いに期待されている。

映画『バビロン』は2023年2月10日、公開。