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『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』スピンオフドラマ、予告編が公開に ― 『マイティ・ソー バトルロイヤル』タイカ・ワイティティ製作

https://www.youtube.com/watch?v=WRO2QfESbEI スクリーンショット

映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2018)を手がけたタイカ・ワイティティ、『モアナと伝説の海』(2016)やドラマ『レギオン』(2017-)などに出演する俳優・コメディアンのジェマイン・クレメントが脚本・監督・主演を務めた映画『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』(2014)。
ニュージーランドで生まれ、一部映画ファンのあいだで熱狂的に愛される同作から、4年越しでついにスピンオフ作品が誕生した。ドラマ『Wellington Paranormal(原題)』は、同作に登場した警官コンビのミノーグ&オレアリーを主人公とする、同じくフェイク・ドキュメンタリーのテレビシリーズだ。このたび、放送を担当するTVNZが予告映像を公開している。

サムネイルがちょっと怖いが、ご安心いただきたい。『Wellington Paranormal』は、ニュージーランドの首都ウェリントンが怪異の温床だったという設定で、警官コンビのミノーグ&オレアリーが調査に挑むストーリーだ。ニュージーランドで実際に放送されている警察ドキュメンタリー番組『Police Ten 7』からインスパイアされているということだが、これは海外の観客には伝わらないにちがいない。

ともあれ予告編では、ミノーグとオレアリーがミステリーサークルや狼女、(『エクソシスト』さながらの)悪魔、ゾンビのような男、公園に現れた全裸の男性など、怪異なんだか怪異じゃないんだかよくわからないものと対峙する様子を確認することができる。『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』のファンが長らく待ち望んだ、あのシュールなホラー・コメディが帰ってくるというわけだ。
なおワイティティ&クレメントは、詳細こそ不明ながら本作の製作にも携わっているという。『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』で二人が演じたヴィアゴ&ヴラドが再登場するのではないかという予想もあるが、そちらは本編のお楽しみだろう。

『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』は米国でテレビシリーズ化の企画が進められているほか、ワイティティ&クレメントは続編映画『We’re Wolves(原題)』も企画中。どんどん“ユニバース”が拡大していくことになりそうで、今から期待は膨らむばかりだ。

ドラマ『Wellington Paranormal(原題)』は2018年7月11日より、ニュージーランドのテレビ局NZTVにて放送開始。お願いだから日本でも観られるようになって…!

Sources: NZTV, ComingSoon.net, stuff

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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