『ウィキッド』人形パッケージにアダルトサイト誤植、発売元が謝罪

バービー人形などの世界的な玩具メーカー・マテル社が、映画『ウィキッド ふたりの魔女』のドール販売でとんでもない失態を犯してしまった。子どもたちの夢や魔法を込めた商品パッケージに、アダルトサイトのURLを誤って記載してしまったのである。
“もう一つの『オズの魔法使い』”として愛され続けるブロードウェイ・ミュージカルを映画化する本作では、アリアナ・グランデがグリンダを、シンシア・エリヴォがエルファバを演じることで話題。マテル社はこの映画のキャラクターを再現した特別なドールを発売した。
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ところが、このパッケージに大問題が。裏面のバーコード上部に映画公式サイトのURLが記載されているのだが、本来WickedMovie.comと記載すべきところ、Wicked.comと表記されている。これは『ウィキッド』とは全く関係のないアダルト作品会社のウェブサイト。アクセスしてみると、「次のページへのアクセスは、成人(18歳以上)のみに制限されています」とのメッセージが現れ、「Enter」を抜けるとアダルト作品の画像が惜しげもなく展開される。
The official Mattel Wicked dolls link to a porn site on the box pic.twitter.com/iW4mNVAlPE
— just2good (Sarah Genao) (@just2goodYT) November 9, 2024
この誤表記がSNSで話題になると、マテル社は米メディアを通じて速やかに謝罪文を発表。「マテル社は、主に米国で販売されている『マテル ウィキッド コレクション・ドール』パッケージにおいて、消費者をWickedMovie.comの公式ランディングページへ誘導する箇所にミスプリントがあることを確認いたしました。我々はこの不幸なミスを深く反省し、直ちに対応にあたってまいります。保護者の皆様には、ミスプリントによる誤ったウェブサイトは、お子様に不適切であることをお知らせいたします。既に商品をお持ちのお客様は、商品のパッケージを廃棄するか、リンク部分を見えないようにしてください」。
米The Hollywood Reporterは、該当の商品は11月10日(現地時間)の午後までに米国内の販売店から回収されているところだと伝えている。なお、誤記をSNSで報告したユーザーによれば、LEGOやBetty Crocker(洋菓子)の『ウィキッド ふたりの魔女』関連商品パッケージに異常はなかったようだ。
映画『ウィキッド ふたりの魔女』は2025年春、日本公開。
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Source:The Hollywood Reporter