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『ワイルド・スピード』ユニバース拡大 ─ ドウェイン&ステイサムのスピンオフが2019年7月公開、アトラクション化と舞台化構想も

© Universal Pictures

『ワイルド・スピード』シリーズがギア・チェンジだ。第9弾の全米公開日を2019年4月19日から2020年4月10日に延期した代わりに、ドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサムのコンビを主役に据えた初のスピンオフ映画を走らせる。2019年の公開に向けてアクセルを踏み始めたと見られる。

(C)Universal Pictures

現地時間2017年10月4日、ユニバーサル・スタジオは『ワイスピ』第9弾の公開延期を発表。続いて報じられた第二報によれば、ドウェイン・ジョンソン演じるホブスとジェイソン・ステイサム演じるデッカードのスピンオフ映画を2019年7月26日に全米公開させる。

ハリウッド・レポーターが掴んだ情報によれば、このスピンオフ映画で脚本を手がけるのは、東京が舞台となったシリーズ3作目『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(2006)以降全てのシリーズを手がけているクリス・モーガン。『ウォンテッド』(2008)脚本や、『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』(2017)製作でも知られる。

初となるスピンオフ作品の発進に向け、ユニバーサル・ピクチャーズのドナ・ラングリーは、ハリウッド・レポーターを通じて以下のコメントを発表している。

「『ワイルド・スピード(原題:Fast & Furious)はユニバーサル映画で最も愛されるシリーズの一つとなりました。このフランチャイズについては、細心の注意を払いながら展開してまいります。『ワイルド・スピード』の世界的知名度は強く、印象的なキャラクターに溢れています。このシリーズを更に進めるのと同様に、初のスピンオフ作品を皮切りに新たな物語を展開していくことも楽しみにしています。

ドウェイン・ジョンソン演じるホブスは、2011年の『ワイルド・スピード MEGA MAX』で初登場して以来、シリーズに欠かせない顔となっていた。ジェイソン・ステイサム演じるデッカードとの「水と油」コンビは、最新作『ワイルド・スピード ICE BREAK』で見せ場の一つとして機能し、以来2人は筋肉で語り合う仲となった。

© 2016 Universal Studios. All Rights Reserved.

『ワイルド・スピード』更なる拡大に向けて

なお、第9弾延期の一報を伝えたハリウッド・レポーターによれば、予定されている第10弾の2021年4月2日のスケジュールについての変更は不明とされる。また、第9弾の延期については監督のスケジュール都合など様々な要因があるようだ。『ワイルド・スピードMAX』(2009)『MEGA MAX』(2011)『EURO MISSION』(2013)のジャスティン・リン監督のシリーズ復帰に向けての動きも伝えられている。

更なる情報として、ユニバーサルは『ワイルド・スピード』フランチャイズを拡大すべく、コンシューマー・プロダクト化、テーマパークのアトラクション化に加え、2018年からはライブ・ショー化に向けて展開するという。第8作目となった2017年の最新作『ICE BREAK』でも依然として強い人気を誇り、全世界興行収入は12億ドルを突破した『ワイルド・スピード』に、まだまだブレーキ・ペダルを踏む気配はない。

シリーズ最新作『ワイルド・スピード ICE BREAK』のブルーレイ&DVDは2017年10月6日より発売中。

Source:http://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/dwayne-johnson-jason-statham-fast-furious-spin-gets-2019-release-1046326
http://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/fast-furious-9-pushed-back-a-year-spring-2020-1045689
http://www.boxofficemojo.com/movies/?id=furious8.htm

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。