『ウインド・リバー』続編決定 ─ 「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」監督が就任
『アベンジャーズ』シリーズのホークアイ役で人気のジェレミー・レナーと、スカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフ役で知られるエリザベス・オルセンが共演した戦慄のクライム・サスペンス映画『ウインド・リバー』の続編『Wind River: The Next Chapter(原題)』の製作が決定した。テイラー・シェリダン監督に代わり、マーベルドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の全6話で監督を務めたカリ・スコグランドがメガホンをとる。米Varietyが報じている。
『ウインド・リバー』の舞台は、米中西部ワイオミング州にあるネイティブアメリカンの保留地、その名も“ウインド・リバー”。少女の凍死体が見つかり、遺体の第一発見者で地元のベテランハンターであるコリー・ランバート(ジェレミ ー・レナー)が案内役として、単身派遣された新人FBI 捜査官ジェーン・バナー(エリザベス・オルセン)の捜査に協力するが、やがて身も凍る事実が明らかになっていく。米国では2017年に公開された当時、わずか4館でスタートしながら、その評価の高さからクチコミで話題を呼び拡大公開。6週連続でTOP10入りを果たすロングランヒットを記録した作品だ。
その続編となる『The Next Chapter』では、再びウィンド・リバーが舞台に。居留地で起きた儀式的な連続殺人事件が未解決のまま恐怖がエスカレートするなか、FBIは米国漁業狩猟局の新米トラッカー、チップ・ハンソンを捜査に起用する。彼は自身が心の拠り所とする居留地と自警団、当局の板挟みになり、絶望的で危険な戦いに巻き込まれていく。
現時点でカムバックが決まっているのは、前作でチップ・ハンソン役を演じたマーティン・センスマイヤーのみ。レナー&オルセンの続投は不明。『トゥームレイダー』(2001)『ゴールド/金塊の行方』(2016)などでコンビを組んだパトリック・マセットとジョン・ジンマンが脚本を担当。プロデューサーに名を連ねるのは、『ミザリー』(1990)『ア・フュー・グッドメン』(1992)などの監督で知られるロブ・ライナー、『記者たち 衝撃と畏怖の真実』(2017)のミシェル・ライナー、『ウィンド・リバー』のジョナサン・ファーマンほか。
監督のスコグランドは「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のほか、「ウォーキング・デッド」(2010‐)「ハウス・オブ・カード 野望の階段」(2013‐2018)などでエピソード監督を務め、ガル・ガドットが主演する新作映画『Cleopatra(原題)』の監督にも就任している。
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Source:Variety