ディズニー100周年記念作品『WISH』製作決定 ─ 『アナと雪の女王』チームが手がける

ウォルト・ディズニー・カンパニーの100周年を記念する新作映画『WISH(原題)』が、2023年11月に米国公開されることがわかった。2022年9月9日(米国時間)、ディズニーの大型イベント「D23 Expo 2022」にて発表された。
数々のディズニー映画のテーマであった「願い(WISH)」をタイトルに冠した本作は、願いの王国・ローザスを舞台に、17歳の少女・アーシャの活躍を描く物語。情熱的で賢く、前向きなアーシャは、“願いごとが叶う国”であるローザスのリーダーとして修行中の身。自らを導き、助けてくれるよう、一生懸命に星に願っていたところ、本物の星が空から降ってきた。なんとその星は、ジェスチャーによってコミュニケーションを取れる、文字通り“宇宙のエネルギーの球”だったのだ。
監督は『アナと雪の女王』シリーズのクリス・バックと、『ラーヤと龍の王国』(2021)などでストーリー・アーティストを務めたフォーン・ヴェーラサンソーンが共同で担当。脚本は『アナと雪の女王』シリーズの監督・脚本を務めたジェニファー・リーが執筆した。ディズニー作品おなじみの水彩画風スタイルと3DCGアニメーションが融合した作品になるという。
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主人公のアーシャ役を演じるのは『ウエスト・サイド・ストーリー』(2021)のアリアナ・デボーズ。ヤギのヴァレンティノ役には、『シュガー・ラッシュ』シリーズや『ズートピア』(2016)『アナと雪の女王』(2013)など数々のディズニー・アニメーションで声優を務めてきたアラン・テュディックが起用された。ふたりが演じるアーシャとヴァレンティノは、ディズニー史上最も恐ろしいヴィランと対決することになるという。
なお、劇中の楽曲を手がけるのは“Issues”や“Uh Huh”で知られるシンガーソングライターのジュリア・マイケルズ。ジャスティン・ビーバーの“Sorry”、セレーナ・ゴメスの“Lose You to Love Me”でも作詞を担当した新世代の才能が新曲を書き下ろす。
製作にあたり、監督のクリス・バックは「本物の願い事を心に抱く人ほど強いものはこの宇宙に存在しません」とコメント。脚本のジェニファー・リーは「この映画はスタジオの全員にとって大きな意味のあるもの。すべての世代にまたがる最高のコラボレーションです」と語った。
映画『WISH(原題)』は2023年11月に米国公開予定。
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