狼に『マリッジ・ストーリー』喧嘩シーンを流して「人間こわい」と理解させる作戦を米農務省が実施

米国農務省はオレゴン州でオオカミによる家畜被害を防ぐため、映画『マリッジ・ストーリー』(2019)でアダム・ドライバーとスカーレット・ヨハンソンが繰り広げた喧嘩シーンを流してオオカミを怯えさせる作戦を行っているという。米The Wall Street Journalが報じた。
20日間で11頭の牛がオオカミに殺されたことを受けて、オレゴン州では対オオカミ作戦を決行。サーマルカメラを搭載したドローンが暗闇からオオカミを見つけると、スピーカーから花火の音や銃声、AC/DCの「Thunderstruck」などを大音量で流すという内容だ。その音声には、『マリッジ・ストーリー』喧嘩シーンの音声も含まれているという。
『マリッジ・ストーリー』は男女の離婚劇を描いたノア・バームバック監督による作品。劇中ではドライバーとヨハンソンが怒りや憎しみをむき出しにして激しく口論する有名な場面がある。
オレゴン州の対オオカミドローンが使用したのはこのシーンと思われる。「オオカミたちに“人間こわい”と理解させるためです」と農務省の担当者は話している。
実際の本編映像はこちら。容赦なく飛び交う罵声に、オオカミたちも威圧感を覚える?
▼ スカーレット・ヨハンソンの記事
Source:The Wall Street Journal