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ブラッド・ピット主演『ワールド・ウォーZ』続編、企画中断へ ─ デヴィッド・フィンチャー監督は離脱、米報道

ワールド・ウォーZ
© Paramount Pictures 写真:ゼータイメージ

ブラッド・ピット主演のゾンビ・アクション映画『ワールド・ウォーZ』(2013)の続編企画が、米パラマウント・ピクチャーズによって中断されたことがわかった。多数のメディアが相次いで報じている。

マックス・ブルックスによる同名小説を映画化した前作は、人間を凶暴化させ、ゾンビへと変貌させるウイルスが蔓延した世界で、ピット演じる元国連職員のジェリー・レインが奔走する物語。全世界で5億ドルを超える興行収入を記録し、続編の企画は早くから始動していた。2019年2月時点で監督として就任していたのは、『セブン』(1995)『ファイト・クラブ』(1999)のデヴィッド・フィンチャー。撮影は2019年6月にも開始される方針だった。


このたび第一報を伝えた米The Playlistによれば、パラマウントは2019年2月5日(米国時間)に企画の中断を決定。フィンチャー監督らとスタジオの間で、製作費について折り合いがつかなかったことが主な原因とされる。ただしその金額面には諸説あり、The Playlistは「フィンチャー監督は前作(1億9,000万ドル)以下の金額を提案していた」としているが、米Colliderは「前作以上の予算が組まれていた」と伝えた。ともあれ詳細は不明ながら、製作費が企画中断の理由となったという内容はどの報道にも共通している。

Colliderによれば、すでにフィンチャー監督は企画を離脱しているとのこと。ただしプロデューサーも兼任しているピットらは、ドラマ「UTOPIA/ユートピア」(2013-2014)のデニス・ケリーらが執筆した脚本には満足していたという。今後、パラマウントや製作チームが新たな監督を検討し、予算規模を縮小して企画の再開発にあたるのか、それともこのまま企画自体が凍結されてしまうのかはわかっていない。

思えば『ワールド・ウォーZ』続編は、これまでも順調に歩みを進めてきた企画とはいえなかった。当初は『永遠のこどもたち』(2007)『怪物はささやく』(2016)のJ・A・バヨナが監督に就任していたが、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)製作のために企画を降板。フィンチャー監督の就任後も、ピットがクエンティン・タランティーノ監督の次回作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(原題:Once Upon A Time In Hollywood)』へ出演し、フィンチャーがNetflixドラマ「マインドハンター」シーズン2の製作に入ったため、そのつど撮影は先送りとされてきたのである。

ファンの間で長らく待望された続編であり、デヴィッド・フィンチャーとブラッド・ピットの再タッグとなるはずだった企画だけに、このたびの企画中断はあまりにも惜しい。なんらかの形で企画が再浮上してくることを祈るばかりである。

Source: The Playlist, Collider, Variety, Deadline

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。ビリー・アイリッシュのライブに行きたい。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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