『スター・ウォーズ エピソード4』撮影で使用されたXウイング模型、約3億2000万円で落札

1977年に公開された『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』で使用された、反乱同盟軍の戦闘機Xウイングのミニチュアモデルが、海外オークションにて237万5,000ドル(約3億2000万円、1ドル135円換算)で落札された。米The Hollywood Reporterが報じている。
The winner definitely stayed on target with this one!
The Screen-Matched ILM Red Leader X-wing Model Miniature from #StarWars: A New Hope (1977) sold for $2,375,000 (Incl. Buyer’s Premium) in our #PropstoreLiveAuction! pic.twitter.com/U4XBEjWesE
— Propstore (@propstore_com) June 22, 2022
このXウィングは、エピソード4で故ドリュー・ヘンリーが演じた反乱軍のレッドリーダー、ガーベン・ドレイスが乗っていた戦闘機のミニチュアモデルで、ジョージ・ルーカス監督が創設した特殊効果専門スタジオ、インダストリアル・ライト&マジック(ILM)が制作したもの。映画のクライマックスで起きたデス・スターとの戦闘シーンの撮影では、ほとんどのミニチュアモデルが火力により損傷したため、このモデルは非常に貴重だという。
英ロンドンと米ロサンゼルスを拠点とするオークションサイトPropstoreは、このミニチュア・モデルに50~100万ドル(約6800万~約1億3500万円)の値が付くと見積もっていたが、6月21日に予想最高額の6倍もの価格で落札された。
Propstoreで最高執行責任者を務めるブランドン・アリンジャーは「このモデルは劇中でレッドリーダーのエンジンで爆発が起こる、特定の“パイロ”ショットで使用されました」と説明している。このミニチュアモデルの保存状態は極めて良好で、軽量硬質フォームもしっかり残っており、レストアされていないオリジナルの塗装はわずかな剥がれが見られるのみだそうだ。
現代では、映画やドラマの撮影でCGIの使用が当たり前となっている。過去に撮影で使われた昔ながらのミニチュアモデルなどは、ますます価値が高まっていくのではないだろうか。
Source:The Hollywood Reporter