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ドニー・イェン、映画の中のアジア人へのステレオタイプに苦言 ─ 『ジョン・ウィック』での役名も「シャンとかチャンとかだった」が変更提案

Donnie Yen and Bullets Film, www.DonnieYen.Asia

ドニー・イェンはキャリアのスタートとなった香港映画だけではなく、今や世界のアクション映画をけん引するトップ俳優だ。キアヌ・リーブス主演の人気アクションシリーズ最新作『ジョン・ウィック:チャプター4(原題)』に出演するドニーは英GQのインタビューにてアジア人俳優としての胸中を語っている。

シリーズ最新作にして最高傑作との呼び声も高い『ジョン・ウィック:チャプター4』で、ドニーは主席連合の暗殺者であるケインを演じる。しかし、元々はシャン、もしくはチャンという役名が設定されていたそう。アジア人のステレオタイプに基づくものであったと、イェンは苦言を呈している。

「なぜ彼はいつもシャンとかチャンとか呼ばれなくてはならないのでしょう?なぜ彼は普通の名前を得られないのでしょう?なぜ彼は汎用的でいなければならないのでしょう?そして衣装もですよ。あぁ、立襟です。なぜ全てがこうも汎用的なのでしょう?これは『ジョン・ウィック』ですよ。誰もがカッコよくてファッショナブルなはずです。なぜ彼はカッコよく、ファッショナブルになれないのでしょう?」

役名や衣装においてアジア人俳優に課されがちなステレオタイプへの苦言を受け、スタエルスキは役名と衣装を修正した。「『ジョン・ウィック』で仕事をして、敬意に満ちた経験をしました。全体としては作品作りを楽しみました」とドニーも語るように、各々の意向が尊重される現場だったのだろう。

再度デザインし直されたケインの容貌はドニーいわく、一部ブルース・リーへのオマージュとのこと。アクションシーンはもちろんのこと、各キャラクターのカッコよくてファッショナブルなルックスも見どころとなりそうだ。

『ジョン・ウィック:チャプター4(原題)』は2023年3月24日に米国公開。

Source:GQ

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Yuka ShingaiYuka Shingai

携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティング業務に従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 映画とお酒と化粧品が好き。日課のオンライン英会話でもしょっちゅう映画の話をしています。

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