『007』出演の夢が叶ったブライアン・コックス、映画のオファーと思い快諾したらまさかのクイズ番組だった

『007』シリーズ公式のリアリティ番組「007 クイズ!100万ポンドへの道」でヴィランを演じるブライアン・コックスは、オファーを受けた際に映画だと早とちりしてしまったという。
「メディア王 〜華麗なる一族〜」(2018-2023)のローガン・ロイ役で知られるコックスは、長年『007』のヴィラン役を演じたいと思っていたらしく、ついに“新作”でのオファーを受けた。米トーク番組では、当時の喜びとガッカリを詳細に語ってくれている。
「『007:ロード・トゥ・ア・ミッション(原題)』って呼ばれていたから、私は新しいジェームズ・ボンドの映画かと思ったんです。“やっとボンド映画に出してくれるのか!”って喜んで。ずっとヴィランを演じたくて、“面白くなるぞ、ついに私の出番だ!”と思ったら、違ったんです。」
コックスが勘違いするのも無理はないだろう。シリーズ誕生から60年、一貫して制作してきたのは映画作品で、リアリティ番組は初の試み。それに映画シリーズを牽引してきたバーバラ・ブロッコリとマイケル・G・ウィルソンから打診されたとなれば、なおさら映画だと思うはずだ。「もちろんやりますよ」と快諾したというコックスは「そしたら脚本が無かったんです。ボンド映画じゃなかった」と当時を振り返った。
本シリーズは、二人一組の参加者が賞金100万ポンド(約1.8億円)をめぐって競い合うコンペティション番組。挑戦者たちはコックス演じるゲームマスターの“ザ・コントローラー”が世界各地に隠した10個のクイズの答えを得るべく、知性と耐久力を限界まで駆使したサバイバルミッションに挑まなければならない。「とても楽しかったですよ」とコックスは語りながら、魅力をこう予告している。
「人をこき使うのは好きですからね。彼ら(参加者)もすごいことをやってのけて。とっても良い番組ですよ。ぜひ見てほしい。インド人の夫婦が参加しているんですけど、彼らの結婚生活に変化が生まれたんです。突然、お互いを信じることができるようになって、見ていて感動しました。」

『007 クイズ!100万ポンドへの道』はAmazon Prime Videoで配信中。
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Source:The Tonight Show Starring Jimmy Fallon