2018年最もツイートされた映画は『ブラックパンサー』 ─ 第2位は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』

米Twitter社は、2018年に最もツイートされた映画やテレビ番組、セレブリティのランキングを発表した。
2018年、最もツイートされた映画の第1位は『ブラックパンサー』(2018)。マーベル・シネマティック・ユニバース初の黒人ヒーロー映画として登場し、米国では興行収入7億ドルを超える社会現象となった本作がタイムラインを制した形だ。
続く第2位は、同じくマーベル・シネマティック・ユニバースの集大成として公開された『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)。「マーベル強し」というべき結果となったが、数多のヒーローが束にかかっても敵わないブラックパンサーの人気たるや、もはやこっちがサノスなのではないかという気すらしてくる……。

2018年、最もツイートされた映画ランキング
- 『ブラックパンサー』(2018)
- 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)
- 『インクレディブル・ファミリー』(2018)
- 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)
- 『デッドプール2』(2018)
- 『Love, サイモン 17歳の告白』(2018)
- 『A Winkle in Time(原題)』(2018)
- 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)
- 『クレイジー・リッチ!』(2018)
- 『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)
ランキングの特性上、2018年の映画が上位に並ぶのはやむを得ないが、2017年公開作品としては『スター・ウォーズ』史上最も物議を醸した『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』、そしてアカデミー作品賞などを射止めたギレルモ・デル・トロ監督作品『シェイプ・オブ・ウォーター』がランクイン。日本では劇場未公開となった『Love, サイモン 17歳の告白』、未だ日本公開予定のない『A Wrinkle in Time』がそうそうたるラインナップに次いで第6位、第7位に入っていることにも注目したい。ちなみに、前者は非常に高い評価を受けた映画ファン注目の一本だ。

2018年、最もツイートされたストリーミング番組
- 「13の理由」(2017-)
- 「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016-)
- 「ブラック・ミラー」(2011-)
- 「クィア・アイ」(2018-)
- 「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」(2017-)

オンラインで最も話題になったストリーミング番組、すなわち“まさに最先端の作品”を示すランキングに並んだのが上記の作品群である。ティーンをはじめ圧倒的な支持を得ている「13の理由」はシーズン2が配信されたほか、「ストレンジャー・シングス」は新シーズンが配信されていないにもかかわらず第2位にランクイン。同じく強力な人気を誇る「ブラック・ミラー」、人気のリアリティ番組「クィア・アイ」も大きな話題を集めた。唯一のHulu作品「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」もシーズン2の配信が開始されている。
また「最もツイートされたテレビ番組」ランキングに入ったのは、バラエティ番組「サタデー・ナイト・ライブ」や、主演女優の差別発言で打ち切りが決まった「ロザンヌ」(1988-1997, 2018)のほか、「グレイズ・アナトミー」(2005-)や「ウォーキング・デッド」(2010-)、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-)など。
ちなみに、2018年に最もツイートされたセレブリティは以下の通り。日本でも人気のBTSやEXO、ジミン・パークといったK-POPアーティストが大きな話題を集めたほか、NBA選手で映画界への進出も注目されるレブロン・ジェームズをはじめ、カニエ・ウェストやドレイク、アリアナ・グランデといった人気アーティストがランクインしている。
- BTS(防弾少年団)
- レブロン・ジェームズ
- カニエ・ウェスト
- ドレイク
- EXO
- アリアナ・グランデ
- カーディ・B
- ビヨンセ
- ジミン・パーク
- ニッキー・ミナージュ
2019年、SNSで話題を集める映画やドラマ、セレブリティはどんな顔ぶれとなるだろうか。まずは『アベンジャーズ4』こと『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』に注目したいが、2018年の『ブラックパンサー』と同じように、それを上回る人気を獲得する作品が登場することになるかもしれない……。
Source: Variety