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2026年アカデミー賞授賞式、過去4年で最低の視聴者数 ─ SNSでは好調、2029年からはYouTube配信へ

Kieran Culkin presents the Oscar® for Actor in a Supporting Role during the 98th Oscars® at the Dolby® Theatre at Ovation Hollywood on Sunday, March 15, 2026.

第98回(2026年)アカデミー賞授賞式の視聴者数が、過去4年間で最も少なかったことがわかった。授賞式は2026年3月15日(米国時間)に開催され、米国ではABCとHuluにて放送・配信された。

報道によると、第98回授賞式の視聴者数は1,786万人(PC・モバイルでの視聴を含む)で、過去5年間で最高だった前年(2025年)の視聴者数1,970万人から9%減少した。番組の平均視聴率(18歳~49歳)は3.92%で、前年の4.54%からは減少したが、2024年の3.82%からは上昇している。

例年通り、アカデミー賞授賞式は今シーズンのゴールデンタイムの娯楽番組としては最も視聴されているとのこと。数字は下がったものの、今年はゴールデングローブ賞やグラミー賞も視聴者数を減らしているなか、依然として高い水準をキープしている。

アカデミー賞授賞式の視聴者数は、新型コロナウイルス禍の2021年に史上最低の1,040万人を記録したが、その後は2022年に1,660万人、2023年に1,880万人、2024年に1,950万人、2025年に1,970万人と数字を伸ばしつづけてきた。

今年、いきなり視聴者数が200万人近く減った直接的な理由はわからない。開催時期が遅かったことや、(すでに指摘されているように)賞レースとしての盛り上がりに欠けたことが一因とみられるが、いずれも決定的な理由とは言えないだろう。

Nicole Kidman, Demi Moore and Kate Hudson attend on the red carpet of the 98th Oscars® at the Dolby® Theatre at Ovation Hollywood on Sunday, March 15, 2026.

一方で注目すべきは、SNSでのインプレッション数が1億8,410万件にのぼり、前年比42.4%プラスという大幅な増加を示したこと。ユーザー数も昨年の1,970万人から2,160万人に増加し、動画の再生回数は一夜で1億2,900万回以上だったと報じられている。

この傾向は、2029年(第101回)から授賞式をYouTubeで配信するという新方針の正当性を裏付けるものでもある。ABC・Huluを擁するディズニーとの契約はあと2年残っており、2027年・2028年は今年と同じ体制での放送・配信となるが、この間に数字がどのような推移を見せるかにも注目すべきだろう。なお、アカデミー賞とYouTubeの契約は少なくとも4年間、2033年までは継続される。

授賞式のエンディングでは、作品賞ほか6部門に輝いた『ワン・バトル・アフター・アナザー』のパロディとして、司会者のコナン・オブライエンが去り、新司会者としてYouTuberのMr. Beastの名前が登場するという仕掛けもあった。ただし、これが“オスカーYouTube時代”を見据えたパロディにすぎないのか、本当に司会者交代を意味するのかは不明。ABC・Huluでの中継が続くかぎり、引き続きオブライエンが歓迎されているという報道もある。

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Source: The Hollywood Reporter, Variety, Deadline, People

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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