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中国人気SF『三体』ドラマ化、ベネディクト・ウォン&エイザ・ゴンザレスら12名の出演者 ─ 「ゲーム・オブ・スローンズ」製作コンビの新シリーズ

リアム・カニンガム ベネディクト・ウォン エイザ・ゴンザレス ジョン・ブラッドリー
Photo by Gege Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/35994398572|Photo by Gege Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Benedict_Wong_by_Gage_Skidmore.jpg|Photo by Vogue Taiwan https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Eiza_Gonzalez_VOGUE_3.png|Photo by Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:John_Bradley_by_Gage_Skidmore_2.jpg|Remixed by THE RIVER

中国発、世界的大ヒットSF小説『三体』(早川書房)を「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)製作コンビのデヴィッド・ベニオフ&D・B・ワイスがドラマ化する「3 Body Problem(原題)」に、『ドクター・ストレンジ』(2016)ベネディクト・ウォンや『ゴジラvsコング』(2021)エイザ・ゴンザレスら、計12名のキャストが発表された。米Deadlineが報じている。

『三体』は、文化大革命で父親を惨殺されたことから女性科学者の葉文潔(イエ・ウェンジエ)が、巨大パラボラアンテナを備える軍事基地に雇われ、人類の運命を握る極秘計画に接触する物語。異星人の地球侵略を手助けしようともくろむ者、むしろ異星人を迎え入れたいと考える者、さまざまな思惑が入り乱れる中、異変や怪現象が人々に迫ってきて……。

冒頭のベネディクト・ウォンとエイザ・ゴンザレスのほか、出演者として「ゲーム・オブ・スローンズ」でそれぞれサム役、ダヴォス役を演じたジョン・ブラッドリーリアム・カニンガム、『007は二度死ぬ』(1967)『007 カジノ・ロワイヤル』(2006)のツァイ・チン、『シカゴ7裁判』(2020)のアレックス・シャープ、「ウォッチメン」(2019)のジョバン・アデポ、「The Brokenwood Mysteries(原題)」(2014-)のジェス・ホン、『モーリタニアン 黒塗りの記録』(2021)のサーマー・ウスマニ、「ARROW/アロー」(2012-2020)のシー・シモオカ、「何様なのよ?」(2019-)のマルロ・ケリー、新人俳優のジン・ツェンが発表された。それぞれの役柄はわかっていない。

既報によれば、Netflixによるドラマ版は小説の3部作すべてにまたがる内容といい、Netflixは『三体』シリーズの英語版翻案権を獲得済み。ベニオフ&ワイスは、ドラマ「ザ・テラー 不名誉」(2019)のアレクサンダー・ウーとともに脚本・製作総指揮を兼任する。そのほか、製作総指揮には、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)のライアン・ジョンソン、製作会社・プランBを率いる俳優ブラッド・ピット、『ゴーン・ガール』(2014)の女優ロザムント・パイクらが名を連ねている。

SF作家・劉慈欣(りゅう じきん)による『三体』3部作は、中国にて、2008年に第1作『三体』が刊行され、2010年までに『三体II:黒暗森林』『三体III:死神永生』の3部作となった。3部作で2,100万部以上を売り上げ、世界各国でもベストセラーとなったほか、2015年にはヒューゴー賞を受賞。日本でも2019年7月に第1作、2020年6月に第2作が早川書房より邦訳され、大ヒットとなっている。

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Source: Deadline, Variety

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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