【家族ドラマ特集】親の愛は海よりも深し!今、観たい『温かい愛』映画3選

寒くなってきましたね。今回はこんな季節だからこそじっくり観たい、心温まる『家族感動ドラマ』秀作を3つご紹介します。

すべては娘の心の声から…『小さな命が呼ぶとき』

難病に侵されたわが子を救う治療薬の開発のために、製薬会社まで設立した父親役に『ハムナプトラ』シリーズのブレンダン・フレイザー。監督は、『べガスの恋に勝つルール』のトム・ヴォーン。ハリソン・フォードが出演と製作総指揮を兼ね、アメリカであった実話を基に子どもの命を守るためならどんなこともやり遂げる親の姿を描いています。

ちょっとしたユーモアを混ぜながらも、抑制が効いた見せ方だからこそ、切々と心に響いてくる作品です。
もし、愛する家族が不治の病と診断されたら…。

多くの方が本やネットでその病気について調べ、色々な病院に行き、何とか回復する方法を見つけようとしますよね。
でも、やがて無理だと諦め次第に受け入れていく…。
「残された時を彼らと過ごすんだ」と、ストーンヒル博士が言ったように、できる限りの時間を一緒に楽しく過ごそうとするのではないでしょうか。

しかし、ジョンは違いました。全ての始まりは、心臓が止まるほどの重態に陥った娘のメーガンの瞳が、「私は負けない。諦めない。わたしは生きる」そう言ったと感じたこと。話すことができないメーガンから、心の声をテレパシーのようにインスピレーションとして受け取ったんです。
父の娘を思う気持ちと行動に心を揺さぶられるはずです!

世界一美しいキス…『私の中のあなた』

アメリカの人気作家ジョディ・ピコーのベストセラー小説を、『きみに読む物語』のニック・カサヴェテス監督が映画化。白血病の姉のドナーとなるべく遺伝子操作によって生まれた妹が、姉への臓器提供を拒んで両親を提訴するのです!主演の母親役はキャメロン・ディアスで、両親を訴える次女のアナ役を『リトル・ミス・サンシャイン』のアビゲイル・ブレスリンが熱演。

さすがに提訴は聞いたことがないですが実話ではありますよね。
とても良い映画でしたが「白血病の姉のドナーにするために産んだ」という動機が、どうしても気になって…。子どもを持ったことがないので感想を述べる資格はないのかもしれませんが、そこだけは何か引っかかってしまいました。その辺の事情は当事者でないと分からないのかもしれませんね。

初の母親役のキャメロン・ディアスですが相変わらずキレイです。でも葛藤や、張りつめていた糸がぷっつりと切れ涙するシーンは見所です。

世界で最も美しいキスシーンを、じっくりとご覧下さいね。

枯葉はやがて新緑へと『ルーム』

今年度のアカデミー賞で作品賞、監督賞、主演女優賞、脚色賞にノミネートされ、ブリー・ラーソンが主演女優賞に輝きました。

原作はエマ・ドナヒューの小説「部屋」。『FRANK -フランク-』などのレニー・アブラハムソン監督が映画化しました。7年間も密室に監禁された女性が、そこで生まれ育った5歳の息子のため命懸けで脱出に挑みますが、もうドキドキハラハラ!主演は『ショート・ターム』などのブリー・ラーソンで、吹き出物のスッピン顔でリアルな演技。息子のジャックは子役のジェイコブ・トレンブレイ君が演じていますが、カワイイし演技も上手いので目が離せません。

原作者が脚本(脚色)を担当されているので、女性ならではの感性豊かで秀逸な脚本でした。わたしは、この映画が脚色賞や作品賞を受賞するのかと思って生中継のテレビを観ていましたが、こういうインディーズ系のような作品は選ばれない傾向にあるようです。応援していたのでちょっぴり残念!

無駄な台詞や場面が一切なく、大変クオリティーの高い作品で、監督を初め制作に携わる方々の真摯な想いが伝わる傑作だと思います。5歳のジャックの視点から描かれ、語り部を彼にしたのが素晴らしかったです。物語は残酷でも、ピュアで美しい叙情的な世界観に惹き込まれます。

前半、監禁場所での生活を丁寧に描いて見せてくれたからこそ、“脱出のその後”が生きていました。

ジャックが初めて外の世界を見たシーンは見所です。
美しさと、驚愕と衝撃と恐怖と…。

監督は、「究極な希望に満ちた映画だ。人々がたとえ暗いことを経験している最中であっても、人生に価値や希望や救済を見出す力を持っていることを描いている」とコメントされています。
ラストはホロリときますよ!

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ピアノ教師、美容研究家、ライターetc.

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