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2020年(第72回)エミー賞、主要候補作品・候補者一覧 ─ 「ウォッチメン」最多で席巻、「マンダロリアン」作品賞入りのサプライズ

第 72 回エミー賞 授賞式
©Television Academy

2020年7月29日、第72回エミー賞(プライムタイム・エミー賞)の全ノミネートが発表された。授賞式は2020年9月20日に開催され、日本では9月26日(土)にFOXチャンネルにて日本独占放送となる。

エミー賞とは、米国テレビ芸術科学アカデミー主催により、毎年アメリカのテレビ業界で功績を残した番組に与えられる賞で、米テレビ界最高峰の栄誉とも称される。本年の司会を務めるのは人気司会者のジミー・キンメルで、今回は3度目の就任となった。

最多ノミネートに輝いたのは、傑作コミックのドラマ版ウォッチメンの26候補。「マーベラス・ミセス・メイゼル」の20候補、「オザークへようこそ」「キング・オブ・メディア」の18候補がその後を追う。最大のサプライズは『スター・ウォーズ』初のドラマシリーズマンダロリアンがこれらに続く15候補を受け、さらにドラマ部門の作品賞候補となっていることだ。

製作局として最も多くノミネートされたのは、Netflixの160候補。ライバルともいわれるHBOは「ゲーム・オブ・スローンズ」が終了したこともあろうか、107候補にとどまった。なお特筆すべきは、合計で102枠ある俳優のノミネーションのうち、35枠(34.3%)を黒人俳優が占めたこと。これはエミー賞史上最も大きな割合となる。

第72回エミー賞、主要部門のノミネーションは以下の通り。

ドラマ部門

作品賞

ベター・コール・ソウル」 (AMC)

「ザ・クラウン」(Netflix)

ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」(Hulu)

「キリング・イヴ/Killing Eve」(BBC America)

「マンダロリアン」(Disney+)

「オザークへようこそ」 (Netflix)

ストレンジャー・シングス」(Netflix)

「キング・オブ・メディア」(HBO)

主演男優賞

ジェイソン・ベイトマン「オザークへようこそ」

スターリング・K・ブラウン「THIS IS US」

スティーヴ・カレル「ザ・モーニングショー」

ブライアン・コックス「キング・オブ・メディア」

ビリー・ポーター「POSE」

ジェレミー・ストロング「キング・オブ・メディア」

主演女優賞

ジェニファー・アニストン「ザ・モーニングショー」

オリヴィア・コールマン「ザ・クラウン」

ジョディ・カマー「キリング・イヴ/Killing Eve」

ローラ・リニー「オザークへようこそ」

サンドラ・オー「キリング・イヴ/Killing Eve」

ゼンデイヤ「ユーフォリア/EUPHORIA」

助演男優賞

ジャンカルロ・エスポジート「ベター・コール・ソウル」

ブラッドリー・ウィットフォード「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」

ビリー・クラダップ「ザ・モーニングショー」

マーク・デュプラス「ザ・モーニングショー」

ニコラス・ブラウン「キング・オブ・メディア」

キーラン・カルキン「キング・オブ・メディア」

マシュー・マクファディン「キング・オブ・メディア」

ジェフリー・ライト「ウエストワールド

助演女優賞

ローラ・ダーン「ビッグ・リトル・ライズ」

メリル・ストリープ「ビッグ・リトル・ライズ」

ヘレナ・ボナム・カーター「ザ・クラウン」

サミラ・ワイリー「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」

フィオナ・ショウ「キリング・イヴ/Killing Eve」

ジュリア・ガーナー「オザークへようこそ」

サラ・スヌーク「キング・オブ・メディア」

タンディ・ニュートン「ウエストワールド」

コメディ部門

作品賞

「ラリーのミッドライフ★クライシス」(HBO)

「デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~」(Netflix)

「グッド・プレイス」 (NBC)

「インセキュア」(HBO)

「コミンスキー・メソッド」(Netflix)

「マーベラス・ミセス・メイゼル」(Amazon) 

「シッツ・クリーク」 (Pop)

「What We Do in the Shadows(原題)」 (FX)

主演男優賞

アンソニー・アンダーソン「Black-ish(原題)」

ドン・チードル「Black Monday(原題)」

テッド・ダンソン「グッド・プレイス」

マイケル・ダグラス「コミンスキー・メソッド」

ユージン・レヴィ「シッツ・クリーク」

ラミー・ユセフ「ラミー 自分探しの旅」

主演女優賞

クリスティナ・アップルゲイト「デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~」

レイチェル・ブロズナハン「マーベラス・ミセス・メイゼル」

リンダ・カーデリーニ「デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~」

キャサリン・オハラ「シッツ・クリーク」

トレイシー・エリス・ロス「Black-ish(原題)」

助演男優賞

アンドレ・ブラウアー「ブルックリン・ナイン-ナイン」

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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