第93回アカデミー賞、『オーシャンズ11』スティーヴン・ソダーバーグ監督らがプロデュース
2021年4月25日(米国時間)に開催される「第93回アカデミー賞授賞式」を、『オーシャンズ11』シリーズや『コンテイジョン』(2011)などの名匠スティーヴン・ソダーバーグ監督らがプロデュースすることがわかった。主催の映画芸術科学アカデミーが発表した。
新型コロナウイルスの影響を受け、当初予定されていた2021年2月28日から約2ヶ月の延期となった第93回授賞式は、現状では例年通り会場での対面開催となる見込み。プロデューサーには『トラフィック』(2000)で監督賞に輝いたソダーバーグのほか、『エリン・ブロコビッチ』(2000)『アウト・オブ・サイト』(1998)などでソダーバーグとタッグを組み、『パルプ・フィクション』(1994)など多数の作品に携わる映画プロデューサーのステイシー・シャー、グラミー賞授賞式など数々のショーを手がけるプロデューサーのジェシー・コリンズが起用された。
アカデミーのデヴィッド・ルービン会長、ドーン・ハドソンCEOは「来たるアカデミー賞は、授賞式のショーに発明をもたらし、その可能性を再構想するまたとない機会」として、プロデューサーの3人には「この時代に直接反応してくれるドリームチーム」だと期待を込めた。ソダーバーグ、シャー、コリンズの3人は連名で「とんでもない状況にある今だからこそ、(アカデミー賞は)映画と映画を作る人々に新たな形でフォーカスする機会であり、私たちが愛する映画の存在をきちんと感じられるショーを作りたい」とのコメントを発表した。
また、第93回アカデミー賞授賞式は米ABC局をはじめ、世界225ヶ国で中継される予定。ABC Entertainmentのクレイグ・アーウィック会長は、3人について「現在の特殊な状況を活かすこと、この試練に耐えて物語を描くことに尽力するアーティストを祝福することについて理想的なストーリーテラー」だとして、「後世まで記憶される一級のイベントになると確信している」と述べた。
第93回アカデミー賞授賞式は2021年4月25日(米国時間)に開催予定。
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