病の顔面を治療してハンサムに、そこに現れたかつての自分のような男 ─ セバスチャン・スタン主演『A Different Man』米予告編

『キャプテン・アメリカ』シリーズのバッキー役などでお馴染みセバスチャン・スタン主演、A24映画『A Different Man(原題)』より、本国版予告編映像とポスターが届けられた。スタンの演技が賞賛され、ベルリン映画祭では最優秀男優賞に輝いた注目作だ。
スタンが演じる主人公エドワードは、皮膚や骨に腫瘍が生じる遺伝子疾患である神経線維腫症を患う、俳優志望の男。革新的な治療によって顔面を整形し、 別人(=A Different Man)のように生まれ変わるのだが……。
特異な見た目で生きるエドワードの元には、様々な人がやってきては、分かったようなことを言ってくる。「酷いことを言ってくる人も多いでしょうね」「人生の不幸とは、事実を受け入れないことから生じるんだよ」……。ある時、エドワードは「人生を変えるかもしれない」という新たな治療方法に出会う。治療に成功したエドワードは、(セバスチャン・スタンの風貌である)美しい見た目を手に入れる。
周囲からもチヤホヤされるようになったある日、「信じられないよ、エドワード?」と、治療前の自身のと同じ風貌を持つ男が現れたではないか。「僕のこと、きっと覚えていないと思うけど。オズワルドだよ」。
エドワードがリスクを抱えながら醜い顔を脱する治療に挑んだのとは裏腹に、このオズワルドは生まれながらの風貌のまま、天性の人たらしで人気者生活を送っている。不満、妬み、自分自身への懐疑。エドワードの中に、かつてない感情が渦巻く。
「本当の自分のようになったあなたは素晴らしいけれど、でも自分らしさがなくなった気がする」と女性に言い放たれてしまうエドワード。この治療と、オズワルドの登場は、彼の複雑な人生に何をもたらすのだろう。
オズワルド役を演じるアダム・ピアソンは、実際に神経線維腫症を持つ俳優。『アンダー・ザ・スキン』(2013)や『Chained for Life』(2018)に出演しており、今作のスタンはピアソンを参考に特殊メイクを施したという。監督は『Chained for Life』を手がけたアーロン・シンバーグで、ピアソンとの再タッグということになる。
A24映画『A Different Man(原題)』は2024年9月20日、US公開。
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