レディー・ガガ主演のリメイク版『スタア誕生』米公開日が2018年10月へ再変更 ─ ブラッドリー・クーパー初監督作

リメイク版『スタア誕生(原題:A Star Is Born)』の全米公開日が2018年5月18日より後ろ倒しされ、10月5日に変更された。Deadlineなど複数メディアが報じている。同作は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ(ロケット役)や『アメリカン・スナイパー』(2014)への出演で知られるブラッドリー・クーパーの監督デビュー作。レディー・ガガが本名ステファニー・ジャーマノッタ名義で出演する。
当初『スタア誕生』の公開日は2018年9月28日とされていたものの、スタジオ上層部が作品の出来に感銘を受け、公開日を5月18日に前倒しすることにしたと報じられていた。だがこの度ワーナー・ブラザーズは再度日程を変更し、同作の公開日を10月5日と発表。なお2018年10月には『スパイダーマン:ホームカミング』のスピンオフである『ヴェノム』や、クリス・ヘムズワース主演の『Bad Times at the El Royale(原題)』の公開が控えている。
『スタア誕生』とは
1937年製作の映画『スタア誕生』は、一組のカップルを通じてハリウッドの栄光と悲劇を描く物語。同作は過去にも何度かリメイクされており、今回のリメイクは1954年、1976年に続き3度目。Deadlineによれば今回の『スタア誕生』は、舞台を映画業界から音楽業界に移した1976年版をベースに製作されたとのことだ。
ガガが演じるのは、カントリー・ミュージックのスターであるジャクソン・メインに才能を見出され、一躍スターダムにのし上がっていく女性・アリー。ブラッドリー・クーパーは監督に加え、自ら才能を発掘したアリーと恋に落ちるジャクソン役で出演も果たしている。
紆余曲折を経て辿り着いた「スタア」、レディー・ガガ
今回のリメイクに関しては、公開日だけでなくキャストやスタッフ選出にも紆余曲折があったようだ。
本作は当初クリント・イーストウッド監督が『ドリームガールズ』(2006)のビヨンセ、そしてブラッドリー・クーパーを起用し映像化しようとしていたものの、ビヨンセとの交渉が決裂したと報じられていた。またイーストウッド自身も製作現場を去り、代ってブラッドリー・クーパーがメガホンを取ることとなった。
ビヨンセとの交渉決裂後、ヒロイン役に白羽の矢が立ったのはレディー・ガガだ。ガガは近年女優としての活動も精力的に行っており、ドラマ「アメリカン・ホラー・ストーリー」の“吸血”伯爵夫人役でゴールデン・グローブ賞女優賞を受賞している。他、『ユー・ガット・メール』(1998)のデイヴ・シャペル、『ゴーストライダー』(2007)のサム・エリオット、『ブルージャスミン』(2013)のアンドリュー・ダイス・クレイが出演すると報じられている。
公開日や出演者の調整で紆余曲折を経た印象のある今作だが、名優ブラッドリー・クーパー、女優賞受賞経験のあるレディー・ガガの共演となれば期待に拍車がかかる。映画『スタア誕生』(原題:A Star Is Born)は、2018年10月5日全米公開予定。
(文:まだい)
Source: http://deadline.com/2017/12/a-star-is-born-release-date-fall-2018-lady-gaga-bradley-cooper-1202230953/
http://variety.com/2017/film/news/lady-gagas-a-star-is-born-moved-october-1202646883/
https://screenrant.com/star-born-bradley-cooper-release-date-october-2018/
Eyecatch Image:Lady Gaga performing “Joanne” on the Joanne World Tour Marcel de Groot