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100%リアル犯罪映画『アメリカン・アニマルズ』強盗計画の参考は『オーシャンズ11』 ─ 犯罪の妄想を止められない青年たち

アメリカン・アニマルズ
© AI Film LLC/Channel Four Television Corporation/American Animal Pictures Limited 2018

前代未聞、実際の犯人が本人役で登場する100%リアルクライムムービー。映画『アメリカン・アニマルズ』より「気分はさながら『オーシャンズ11』」主人公ウォーレンの妄想シーンが到着した。

2004年、アメリカ・トランシルヴァニア大学。大学生4人組が狙ったのは、図書館に保管されていた12憶円のヴィンテージ本だった。犯罪初心者の彼らは『レザボア・ドッグス』(1992)や『オーシャンズ11』(2001)など往年の犯罪映画をお手本に強盗計画を企てた。何ひとつ不自由なく生活する4人を犯罪に駆り立てたものとは一体何だったのか、そして前代未聞の計画は成功するのか?

このたび公開されたのは、主人公ウォーレンが妄想を繰り広げるシーンだ。目当てのお宝本を華麗に盗み出す3人はさながら「オーシャンズ」。書棚の鍵が宙を舞い、お宝本が机を滑って袋の中に落ちていく。ガムを噛みながら慣れた手つきで盗みを働く彼らは、あくまで妄想の世界にいる青年たちだ。

アメリカン・アニマルズ
© AI Film LLC/Channel Four Television Corporation/American Animal Pictures Limited 2018

使用されている音楽は、エルヴィス・プレスリーの名曲「A Little Less conversation」。『オ―シャンズ11』の主題歌としても知られる名曲だ。登場する3人も『オーシャンズ11』を観て強盗を企てたことから、いかに映画の影響を受けて道を踏み外したかがよく分かるというもの。彼らは歴代の犯罪映画を参考に完璧な強盗計画をたくらみ、計画を練れば練るほど、その妄想によって普通の生活から逸脱していくのだ。

バート・レイトン監督は犯人たちについて、「彼らは妄想を手放したくなくなったんです。普通の生活へ引き戻されるのが怖くて、誰もプラグを抜く役になりたがらなかった」と分析。ドキュメンタリー映画『The Imposter(原題)』で英国アカデミー賞最優秀デビュー賞を受賞した俊英が、スタイリッシュな映像と音楽、ドキュメンタリーのドラマのハイブリッドによって観客を挑発する。




『アメリカン・アニマルズ』

アメリカ・ケンタッキー州で退屈な大学生活を送るウォーレンとスペンサーは、自分が周りの人間と何ひとつ変わらない普通の大人になりかけていることを感じていた。ある日、2人は大学図書館に時価1,200万ドル(12億円相当)を超える画集「アメリカの鳥類」が保管されていることを知る。ウォーレンとスペンサーは、大学の友人エリックとチャズとともに、『スナッチ』や『レザボア・ドッグス』『オーシャンズ11』などの犯罪映画を参考に強盗計画を練り始めた。来たる決行日、特殊メイクで老人の姿に変装した4人は図書館へと足を踏み入れる。そこで彼らを待ち受ける運命とは――。これは、刺激を求めて道に迷ったアメリカン・アニマルズの物語。

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映画『アメリカン・アニマルズ』は2019年5月17日(金)新宿武蔵野館、HTC渋谷ほか全国ロードショー

『アメリカン・アニマルズ』公式サイト:http://phantom-film.com/americananimals/

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THE RIVER編集部
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