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『アンカット・ダイヤモンド』アダム・サンドラー&サフディ兄弟、Netflixで再タッグ

アダム・サンドラー
Photo by Glyn Lowe PhotoWorks https://en.wikipedia.org/wiki/File:Adam_Sandler_on_%27Blended%27_Red_Carpet_in_Berlin_(14043442427).jpg Remixed by THE RIVER

『アンカット・ダイヤモンド』(2019)の主演俳優アダム・サンドラージョシュ&ベニー・サフディ監督が、Netflixの新作映画(タイトル未定)で再びタッグを組むことがわかった。サンドラーが主演、サフディ兄弟が監督・脚本・製作を務める。米Netflixが正式に発表した。

A24製作『アンカット・ダイヤモンド』は、サンドラー演じる宝石商ハワード・ラトナーが、ギャンブル依存ゆえに多額の借金を抱え、欲望と現実に引き裂かれながらも窮地を脱するべく格闘する犯罪映画。ブラックオパールを手に入れたハワードは一攫千金を狙うも、NBA選手ケビン・ガーネットが原石に興味を示したため、やむを得ずケビンと取引をすることになり……。本作は米国で大ヒットしたほか、サンドラーの演技とサフディ兄弟による脚本・演出が非常に高い評価を受けた。

『神様なんかくそくらえ』(2014)『グッド・タイム』(2017)などを手がけてきたサフディ兄弟は、次回作でいったい何を描くのか。新作のプロットは不明だが、米Deadlineによると「最高級のカードコレクターの世界」が舞台になる予定。ただいま兄弟は脚本の仕上げに入っており、2023年4月~6月の撮影開始を目指しているという。米Vanity Fairにて、サンドラーは「冬の終わりにも始まる予定」と語っていたが、これは撮影時期ではなくサンドラー自身の関与を指すものと思われる。

なおインタビューにて、サンドラーはサフディ兄弟との再タッグについて「僕は彼らが大好きだし、みんなで一生懸命働くと思います。できるだけ良い映画にしたいし、時間がかかることもわかっている。“この映画が始まったらハマっちゃって生活が変わるぞ”と思っています」と語った。「ふたりにとっては、すべての言葉、すべてのフレームに大きな意味がある。だから僕もこなしたくないし、きちんと大切に、彼らに敬意を払いたいんです」。

『アンカット・ダイヤモンド』ののち、サンドラーはNetflix映画『ヒュービーのハロウィーン』(2020)『ハッスル』(2022)に出演。後者の演技には称賛が寄せられ、映画賞での評価も期待されている。なお、サフディ兄弟の弟であるベニーは近年俳優業にも精力的で、『リコリス・ピザ』(2021)『私というパズル』(2020)「オビ=ワン・ケノービ」(2022)のほか、2022年カンヌ国際映画祭でグランプリに輝いた『Stars at Noon(原題)』(2022)、クリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー(原題)』(2023)にも出演。『グッド・タイム』以来、自身の監督作に俳優として出演することもありうる?

▼Netflix の記事

Source: Deadline, Vanity Fair

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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