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THE RIVER編集部 2020.9.1 8:00 News | Tv/Movie

『アダムス・ファミリー』吹替版予告編、杏・生瀬勝久・二階堂ふみ・ロバート秋山・LiLiCoが声優務める

シリーズ初の劇場版アニメ、映画『アダムス・ファミリー』が2020年9月25日（金）に公開される。このたび、杏・生瀬勝久・二階堂ふみ・ロバート秋山・LiLiCoらが声優を担当する日本語吹替版の本予告が公開された。

人里離れた山の中で結婚式をあげたモンスターのカップル、ゴメズとモーティシア。突如として襲いかかってきた人間たちに故郷を追われた二人は、丘の上に建つ荒れ果てた屋敷にたどり着く。時が流れ、夫婦には二人の子供、ウェンズデーとパグズリーが生まれ、一家4人と執事のラーチは平和な日々を送っていた。そんななか、パグズリーが一族にとって重要な儀式「セイバー・マズルカ」を親戚たちに披露する日が近づいていた……。

公開された予告編は、杏が演じるモーティシアが、雨が降り雷鳴が轟く空を見上げ「なんて素晴らしい朝かしら」と口にするシーンから始まる。人々の暮らす住宅地にアダムス一家が足を踏み入れるシーン、ウェンズデーが人間の中学校に通う様子など、いくつもの場面で吹替キャストの演技を堪能することができるほか、予告編のナレーションはフェスターおじさん役のロバートの秋山竜次が担当している。

モーティシアの吹替を担当するにあたり、杏は「あまり感情を大きく表現しないキャラクターですが、テンションが低い中でも『おぞましい』という言葉とか『怖い』ということにも悦びを感じる部分みたいなものを滲ませることを意識しました」と語り、「普通の言葉の印象とは違う受け取り方を彼らが持っているところは、表現していてすごく面白いし、でもちょっと難しいと思いました」とアフレコを振り返った。

ゴメズ役の生瀬勝久は、アフレコについて「とっても楽しかったです。見た目も性格も私と似ていてるので、スッと役に入れましたね」と話した。収録の時点で、映像には杏と二階堂の声が入っていたそうで、「杏さんのモーティシアや二階堂さんのウェンズデーとの関係性が見えてきて、とても演じやすかったですね」と語っている。

ちなみに秋山は、アダムス・ファミリーの一員になれたことについて、自身の“ファミリー”が「とても喜んでいました！」とコメント。「今の自分のファミリーの嫁、子供。北九州のアダムスならぬ秋山ファミリーもすごく喜んでいます！」。生瀬演じるゴメズとの掛け合いが印象的だったといい、「ゴメズが生瀬さんにしか見えないですよね、申し訳ないですけど（笑）。生瀬さんとガッツリ掛け合いシーンがあるのですが、そこはもうキャラクターを入れずに、生瀬さんとして見ながらやらせてもらいました」と手応えを話した。

漫画家のチャールズ・アダムスが、1930年代に雑誌に描いた一コマ漫画としてスタートした『アダムス・ファミリー』は、ヒネくれたユーモアセンスとユニークなキャラクターが人気を博し、60年代にTVシリーズやアニメシリーズが製作された。1991年・1993年には実写映画化され世界的大ヒットを記録、その後もブロードウェイでミュージカル化され、日本でも2014年・2017年に2度のミュージカル化を果たしている。

なお、字幕版ではオスカー・アイザック、シャーリーズ・セロン、クロエ・グレース・モレッツ、フィン・ウォルフハード、ベット・ミドラーら豪華キャストが声優を務めている。