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ゴッホの伝記映画『At Eternity’s Gate』日本公開が決定 ─ 主演ウィレム・デフォー、ヴェネチアで最優秀男優賞

At Eternity’s Gate
© Walk Home Productions LLC 2018

『スパイダーマン』(2002)グリーン・ゴブリン/ノーマン・オズボーン役としても知られる名優ウィレム・デフォーが画家ゴッホを演じる映画『At Eternity’s Gate(原題)』が、ギャガ、松竹共同配給で2019年に日本公開を予定していることがわかった。

本作は、2018年9月7日に米予告編が公開され、ポスト印象派のゴッホの作風や独自の美術的視点を再現した映像が話題になっていたもの。ウィレム・デフォー演じるゴッホはもちろん、オスカー・アイザックが友人である画家のポール・ゴーギャン役、マッツ・ミケルセンが聖職者役を演じるという至極のキャスティングが早くもSNS上で期待を集めていた作品だ。

現地時間9月8日より行われた第75回ヴェネチア国際映画祭授賞式では、主演のウィレム・デフォーが最優秀男優賞を受賞。ヴェネチア国際映画祭は、その年の映画賞レースやアカデミー賞の行方をうらなう前哨戦として位置づけられている。ここでの受賞者や受賞作には、映画関係者は勿論のこと、世界の映画ファンからも非常に高い注目が集まることになる。

『At Eternity’s Gate』(原題)は、精神に病を抱え、近しい芸術家たちとも真っ当な人間関係を築けず、常に孤独の中に生きたフィンセント・ファン・ゴッホを描く作品。唯一才能を認め合い、心の内をさらけ出すことのできたゴーギャンとの出会いと、共同生活の破綻。そして、いまだ多くの謎が残る死──。不器用なまでに芸術と向き合い、生きているうちにはほぼその絵が売れたことのなかった孤高の画家が、自らの人生を通して何を見つめていたのかを、『潜水服は蝶の夢を見る』(2007)で話題を呼んだ鬼才監督ジュリアン・シュナーベルが渾身の力で描いた注目の一作だ。

At Eternity’s Gate
© Walk Home Productions LLC 2018

シュナーベル監督に「この役は、彼しか考えられなかった」と言わしめたのが、このたび見事「最優秀男優賞」に輝いたウィレム・デフォー。ラース・フォン・トリアー、ウェス・アンダーソンなど作家性の高い監督作品から、ハリウッド大作まで幅広いジャンルで活躍し、最近ではショーン・ベイカー監督『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(2017)でアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞他多くの助演男優賞にノミネート、全米批評家協会賞、NY批評家協会賞などで同賞を受賞した。

孤高の天才画家ゴッホの、繊細で強烈な人生──。映画『At Eternity’s Gate(原題)』は2019年、全国ロードショー。続報が入り次第お伝えしていく。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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