ゴッホの死、新解釈描く伝記映画の予告編公開 ― ウィレム・デフォー、マッツ・ミケルセン、オスカー・アイザック共演

『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(2017)のウィレム・デフォーが画家ゴッホを演じる、映画『At Eternity’s Gate(原題)』の米国版予告編が公開された
デフォーのほか、『スター・ウォーズ』現行3部作のポー・ダメロン役で知られるオスカー・アイザック、ドラマ「ハンニバル」(2013-)や映画『ドクター・ストレンジ』(2016)のマッツ・ミケルセンほか豪華出演者にもご注目いただきたい。


フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホはポスト印象派の画家として、20世紀の美術に大きく影響を与えた人物。約2,100点以上の作品を制作するも生存中はほぼ無名で、死後徐々に評価されるようになる。ポール・ゴーギャンと「黄色い家」で共同生活を送るも、ゴッホによる「耳切り事件」で生活が破綻したことは有名なエピソードだ。事件後、ゴッホの精神状態はさらに悪化し入退院を繰り返すようになった。最後には、治療と創作活動を行っていたパリ近郊のオーヴェシュール・オーワーにあるオーベルジュ・ラヴォーにて、拳銃による傷で死亡した。

現在、ゴッホの死因は自殺であるとする説が一番有力だが、本作では異なる解釈が提示されることになるという。米The Hinduによれば、脚本を共同執筆した『欲望のあいまいな対象』(1977)のジャン=クロード・カリエールは、こうした決断の理由についてこのように語ったという。

「彼が自殺したという証拠は一つもありません。僕がゴッホが自殺したと思っているか? 絶対そうは思いません! 彼はオーベルジュにお腹を撃たれて戻ってくるんです。誰も銃や絵の道具を見つけていないんですよ。」

 

本作ではゴッホの死亡理由と最期の数日が描かれると共に、画家として躍進する姿や、保護施設での様子を時系列に沿って追っていくという。ちなみに『At Eternity’s Gate』とは、1890年に晩年のゴッホがサン=ポール・ド・モゾル修道院の精神病院で療養している際に描いた絵のタイトルだ。カリエールは本作について「我々が闘ってきたのはダークでロマンティックなゴッホの伝説です」とコメントしている。

キャストはウィレム・デフォーがゴッホ役を演じるほか、オスカー・アイザックが友人である画家のポール・ゴーギャン役、マッツ・ミケルセンが聖職者役を演じる。また、ドラマ「HOMELAND」(2011-)のルパート・フレンドがゴッホの弟テオ役で起用された。

映画『At Eternity’s Gate(原題)』は2018年11月16日より米国公開予定。監督は『潜水服は蝶の夢を見る』(2007)のジュリアン・シュナーベルが務める。

Sources: Variety, The Hindu
Eyecatch Image: YouTube サムネイル

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THE RIVER編集部。アメリカのあちこちに住んでいました。

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