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マーベル「アガサ:オール・アロング」独自のホラー要素に期待 ─ 『ブレイド』『ムーンナイト』とも異なるホラーに

アガサ・オール・アロング
(c) 2024 Marvel

いよいよハロウィンの声が聞こえ始めてきた9月。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)では「ワンダヴィジョン」(2021)のスピンオフドラマ「アガサ:オール・アロング(原題)」が9月19日の配信開始を控えており、ハロウィンシーズンをますます盛り上げてくれそうだ。

というのも本作は、「本当に楽しいけど、本当に怖い」シリーズであることが、マーベル・スタジオのプロデューサー、ブラッド・ウィンダーバウムによって予告されているからだ。過去にホラー要素を取り入れたマーベル作品といえば、『ブレイド』シリーズ、「ムーンナイト」(2021)、『ウェアウルフ・バイ・ナイト』 (2022)などがあるが、いずれも真の恐怖を与える作風とはいえないだろう。「アガサ」の予告編では本格的なホラー要素を感じさせたが、マーベル・スタジオは総じて「ホラージャンル」をどう捉えているのだろうか?

これについて、ウィンダーバウムが米Entertainment Weeklyに回答している。どうやらマーベル・スタジオはホラーをジャンルとして捉えているのではなく、ダークなストーリーを語りたいクリエイターの意向を尊重しているようだ。

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(ホラーの表現 は)製作者の意図に帰結すると思います。『アガサ』で描かれるホラーは『マーベル・ゾンビーズ』で描かれるホラーとは異なるし、『ブレイド』で描かれるホラーとも異なるでしょう。『ムーンナイト』で描かれたホラーとも違います。どんなホラーの要素を取り入れるかは、映画製作者のビジョンに委ねています。これはホラーに限ったことではありません。我々が扱うどのジャンルも同じです。もちろん、物語を語るには様々な方法があります。」

実際に、ここで言及された作品にはそれぞれ異なる特徴がある。魔女アガサ・ハークネスに焦点を当てた本作『アガサ』は超自然、新アニメ「マーベル・ゾンビーズ(原題)」はゾンビ・アポカリプスを扱っており、『ブレイド』はヴァンパイアハンターの死闘を描くアクション・ホラー3部作のリメイク版となる。また「ムーンナイト」では、エジプト神話を題材としたスピリチュアルな物語が展開された。

クリエイターのビジョンを色濃く反映することによって、今後もホラー要素の幅を広げていくことが期待できそうだ。そしてウィンダーバウムに「本当に怖い」と言わしめた「アガサ」では、これまでにない独自のホラー要素が堪能できるだろう。

本作「アガサ:オール・アロング」は、「ワンダヴィジョン」で初登場したアガサを描く単独シリーズ。“スカーレット・ウィッチ”ことワンダ・マキシモフの強大な魔力を奪うべく正体を隠して近づいたアガサは、あらゆる裏工作を行うも、あと一歩のところで失敗。最後はワンダに力を奪われ、記憶を失ってしまったはずだが……。

「アガサ・オール・アロング」ディズニープラスにて2024年9月19日(木)より独占配信。

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    Source:Entertainment Weekly

    Writer

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    KyokoKyoko Okajima

    アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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