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『ナイル殺人事件』ポアロ最新作『ア・ホーンティング・イン・ヴェニス』米予告編、今回はホラー調 ─ 『エブエブ』ミシェル・ヨーが霊能力者役

https://www.youtube.com/watch?v=oRCKIP5paEU

ケネス・ブラナー主演・監督、『オリエント急行殺人事件』(2017)『ナイル殺人事件』(2022)に続く名探偵エルキュール・ポアロの映画シリーズ第3弾『ア・ホーンティング・イン・ヴェニス(原題:A Haunting in Venice)』の米国版予告編が公開された。

アガサ・クリスティーによる傑作ミステリー『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』で高い人気と評価を得たブラナーが新たに挑むのは、今回が初めての映画化となる『ハロウィーン・パーティー』。原作のイギリスから、舞台はイタリア・ベネチアに移されている。前2作とは作風を大きく変え、今回は真正面からのホラー調。ブラナー自身も「常識が通用しないスーパーナチュラル・スリラー」だと述べているのである。

現役を退いた元・名探偵のエルキュール・ポアロは、ベネチアの地でひとり暮らしていた。ある日、ポアロは古びた邸宅で開かれる降霊会にしぶしぶ参加することに。ところが参加者のひとりが殺害されたことから、ポアロは謎と秘密に包まれた恐怖の世界に足を踏み入れていく。

ポアロの友人であり、作家のアリアドネ・オリヴァーは、「この場所に暮らす誰もが、ある意味で悲劇の犠牲者。一年前、彼女の娘がそうだったように」と語り始める。母親ロウィーナ・ドレイクは「娘は私のすべてだった。もう一度声を聞けるなら、私はすべてを差し出す」と述べる。そして、霊能力者ジョイス・レイノルズが「もし、どなたか語りたい方がここにいらっしゃったら、私たちが聞きます」と唱えるや、一同に怪異が襲いかかり……。

「今夜、私たちはみな恐れています。我々は自分たちの亡霊から逃れることはできません。彼らが本当に存在するにせよ、しないにせよ」。殺人が起こり、ポアロの謎解きが始まる。

出演者にはポアロ役のブラナーをはじめ、霊能力者のジョイス・レイノルズ役に『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のミシェル・ヨー、作家のアリアドネ・オリヴァー役に『ソウルフル・ワールド』(2020)のティナ・フェイ。また、ジェイミー・ドーナンと子役ジュード・ヒルは、ブラナー監督作『ベルファスト』(2021)に続いて父と息子を演じる。

そのほか、『明日への地図を探して』(2021)のカイル・アレン、『ハウス・オブ・グッチ』(2021)のカミーユ・コッタン、『シャーロック・ホームズ』シリーズのケリー・ライリー、『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)のリッカルド・スカマルチョ、新星アリ・カーン&エマ・レアードが出演する。

脚本は『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』を手がけたマイケル・グリーンが執筆。プロデューサーにはリドリー・スコット、サイモン・キンバーグら、シリーズを支えてきたフィルムメーカーが揃って復帰する。

映画『ア・ホーンティング・イン・ヴェニス(原題:A Haunting in Venice)』は2023年9月15日、米国公開予定

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Source: Variety, The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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