ベン・アフレック監督、マット・デイモン主演の『Air』米公開決定 ─ ナイキとマイケル・ジョーダン契約の内情を描く

『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(1997)『最後の決闘裁判』(2021)で仕事を共にしたマット・デイモンとベン・アフレックの再タッグとなる映画『Air(原題)』が、Amazon Prime ビデオでの配信に先駆けて、2023年4月5日に米国公開されることが決定した。米Varietyが報じている。
デイモンとアフレックの制作会社「Artists Equity」の初プロジェクトでありアフレック監督作品となる本作は、世界的スポーツブランド「ナイキ/NIKE」の初期ブランディングの内幕を描いたストーリー。アレックス・コンバリー による『エアジョーダン』というタイトルのオリジナル脚本を基に、アフレックとデイモンが共同でリライトしている。
ナイキは1980年代半ばに、プロバスケットボールプレイヤーでスーパースターのマイケル・ジョーダンと契約を結ぶという、当時は不可能と思われた提携を実現させた。これを成功させたキーパーソンでナイキの元幹部、ソニー・ヴァッカロをデイモンが演じ、アフレックがナイキの共同創設者、フィル・ナイトに扮する。
アフレックは「マットと私は観客の皆さんに本作を見てもらえることをとても楽しみにするとともに、本作が『Artists Equity』の一作目となることを誇りに思います」とコメント。「名誉なことに最高のキャストとスタッフとともに仕事ができる格別な体験でした。卓越した、意欲的な作品を再構築するにあたって努力を集結するべく、全員が情熱と粘り強さ、創造性をもたらしてくれました」と関係各位へ感謝を意を述べている。アフレックは主演兼監督を務めた『アルゴ』(2012)で第85回アカデミー賞作品賞も受賞しており、監督としても高く評価される存在だが、自身のプロダクション制作ということで、従来とは異なる使命感をもって本作に臨んだことが窺える。
他キャストに『モンスター上司』(2011)のジェイソン・ベイトマン、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)のクリス・メッシーナ、『夜に生きる』(2016)のマシュー・マー、『リスペクト』(2021)のマーロン・ウェイアンズ、『ラッシュ・アワー』シリーズのクリス・タッカーなど多彩な顔ぶれが集結。デイモンはクリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー(原題:Oppenheimer)』が2023年7月に米国公開を控え、依然としてキャリアは好調。大親友アフレック監督のもとでの好演に期待がかかる。
『Air(原題)』は2023年4月5日に米国公開。
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Source:Variety