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『アントマン&ワスプ:クアントマニア』米興収予想、シリーズ最高額ながら『ソー:ラブ&サンダー』と同程度の見積もりに

アントマン&ワスプ:クアントマニア
(c)Marvel Studios 2022

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)フェーズ5の第1作『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の米国内予想累計興収は3億ドル前後となりそうだ。米Box Office Proが見積もりを発表した。

2023年2月17日公開予定の『クアントマニア』初週末の興収予想は9,600万ドル〜1億3,100万ドルの予想値。最終的な累計は2億4,900万ドル〜3億4,700万ドルの見積もりとなった。

『アントマン』シリーズはMCU作品の中でも低めの興収を記録しているが、この度の新作の予想値は前2作よりも飛躍的に高いものである。1作目の『アントマン』(2015)は国内累計1億8,020万ドル、2作目『アントマン&ワスプ』(2018)は国内累計2億1,665万ドルだった。

Box Office Proは本作のポジティブ要素として、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』以降待望となる大作映画であることや、フェーズ5幕開け作品としてのファンの期待値、新たな悪役であるカーン(ジョナサン・メジャース)のデビューに注目が集まっていることなどを挙げた。また、米国では公開週末明けの2月20日(月)が祝日(大統領の日)のため三連休となることも、客足を伸ばす要因になり得ると見ている。

一方でネガティブ要素として、フェーズ4作品が苦戦気味だったことや、『アントマン』シリーズの興収が他のシリーズ作と比較してさほど大きくないことなどが挙げられた。

なお2022年MCU作品の国内累計は、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』が4億1,133万ドル、『ソー:ラブ&サンダー』が3億4,326万ドル、『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は4億5,184万ドルだった。これらと比較すると『クアントマニア』は、『ラブ&サンダー』と同等もしくはそれ以下の着地となる見込みだ。

『アントマン&ワスプ:クアントマニア』は2023年2月17日公開予定。

Source:Box Office Pro

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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