実写版『アラジン』アラジンとジャスミンのデュエット新曲、カットされていた ─ アンダース王子の未公開シーンも判明

ディズニーの名作アニメ『アラジン』(1992)を、現代的センスとテーマで実写映画として見事に甦らせた『アラジン』から、主人公アラジンとジャスミンがデュエットする新曲がカットされていたことがわかった。アラジン役のメナ・マスードが明かしている。
英Digital Spyのインタビューに登場したマスードは、「(映画に)入らなかった場面もたくさん撮ったんですよ。ナオミ(・スコット、ジャスミン役)と一緒に歌ったデュエットの新曲もあったんです」と語った。「ジャグリングのやり方や、ウード[編注:中東からモロッコにかけて使われる撥弦楽器]の弾き方を勉強しました。結局、ナオミがウードを弾くことになったんですけど。いろんなことが変わるものなんですよ。」
今回の実写版には、音楽面を支える新たなスタッフが加わっている。ジャスミンが歌う新曲「スピーチレス~心の声(Speechless)」を作詞したのは、『ラ・ラ・ランド』(2016)作詞や『グレイテスト・ショーマン』(2017)作詞・作曲を手がけたベンジ・パセック&ジャスティン・ポール。「アラビアン・ナイト」の追加作詞も担当した二人は、実は2018年8月、米Varietyにてアラジンとジャスミンの新たなデュエット曲があることを明かし、「甘い曲ですよ」と語っていた。
残念ながら、このアラジンとジャスミンの「甘い」デュエット曲は編集段階でカットされてしまった。しかし「スピーチレス~心の声」を聴くだけでも、パセック&ポールと名匠アラン・メンケンの新曲がすさまじい出来栄えだったことは容易に推測できる。どうかブルーレイに収録されることを祈りたい…!
ちなみにジャスミン役のナオミ・スコットは、アンダース王子(ビリー・マグヌッセン)と侍女ダリア(ナシム・ペドラド)の削除シーンが存在することも米Colliderにて語っている。なんでも、アグラバーへの贈り物として「どう見ても大砲が覆われている布」を見せびらかし、アンダースが「何でしょう?何だと思います?」と迫ると、ダリアが「キッチンですか?」などと答える場面だったとか。ナオミいわく「ほんとに面白かった」とのことで、こちらもいずれお披露目となることを祈りたい。
映画『アラジン』は2019年6月7日(金)より全国公開中。
『アラジン』公式サイト:https://www.disney.co.jp/movie/aladdin.html
Sources: Digital Spy, Variety, Collider