モハメド・アリの新ドラマが製作中、モーガン・フリーマン&レゲ=ジャン・ペイジらがプロデュース

ボクシング界の伝説モハメド・アリを題材にした8話構成のイベントシリーズ「Excellence: 8 Fights(原題)」が、米Peacockにて開発中であることがわかった。米Deadlineが伝えている。
本作の製作総指揮を務めるのは、モーガン・フリーマン、『グレイマン』(2022)レゲ=ジャン・ペイジ、『ブラック・クランズマン』(2018)の脚本家ケヴィン・ウィルモット。脚本はジョナサン・アイグによるアリの伝記『Ali:A Life』を基に、ウィルモットが執筆する。
番組の公式説明によると、本作は「モハメド・アリの象徴的な人生における8つの決定的な瞬間」を描くシリーズ。「各エピソードはひとつの試合を軸に構成されるが、その本質は内なる闘い ── リングの外で起きるドラマにある。20世紀に最も影響力をもち物議を醸した人物の、心の中の葛藤を掘り下げていく」と記されている。
Deadlineによれば、本作はフリーマンの製作会社Revelations Entertainmentにとって念願のプロジェクトであり、同社が本拠を置くCBSスタジオにとっても優先事項だったとのこと。2018年には脚本家ダン・ケイを起用した別バージョンがCBS All Access向けに開発されていたが、企画はのちに刷新。これに伴い、ウィルモットが脚本家・製作総指揮、ジャン・ペイジが製作総指揮として参加することとなった。
ウィルモットは映画監督・脚本家であり、カンザス大学の映画教授も務めている。アカデミー賞脚色賞に輝いた『ブラック・クランズマン』をはじめ、『ザ・ファイブ・ブラッズ』(2020)や『シャイラク』(2015)など、黒人の経験に焦点を当てた作品で知られている。
ペイジは「ブリジャートン家」(2020-)で大ブレイク後、『グレイマン』(2022)『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』(2023)などの話題作に続々出演。様々なジャンルに挑み、演技の幅を広げ続けている。
なお、ペイジは製作総指揮を務めるものの、アリ役として出演する契約は結ばれていないとのこと。ちなみに過去のモハメド・アリ関連作においては、『アリ/ザ・グレーテスト』(1977)ではアリ本人、『ALI アリ』(2001)ではウィル・スミス、『あの夜、マイアミで』(2020)ではイーライ・ゴリーがアリ役を務めていた。キャスト情報については、今後の続報を待ちたい。
▼ 伝記作品の記事
ドウェイン・ジョンソン『The Smashing Machine』アメリカで不調スタート ─ 高評価も興収ついてこず まさかの苦戦 アダム・ドライバー&アン・ハサウェイが共演決定 ─ ロン・ハワード監督のアフガニスタン戦争映画で 製作はAmazon/MGM 『ロッキー』舞台裏映画、カール・ウェザース役が決定 アポロ・クリード演じた ドウェイン・ジョンソンの『ザ・スマッシング・マシーン』日本語ポスターが公開 ─ 伝説レスラー、マーク・ケアー演じる 日本の舞台も多数 ドウェイン・ジョンソン『The Smashing Machine』レビュー ─ ロック様の脱・「筋肉頼みの役」、日本シーンも多数登場 布袋寅泰、石井慧ら出演
Source:Deadline