ヒッチコック『ダイヤルMを廻せ!』、ドラマ・リメイクが決定 ─ 『リリーのすべて』アリシア・ヴィキャンデルが製作

『リリーのすべて』(2015)『トゥームレイダー ファースト・ミッション』(2018)などで知られるアリシア・ヴィキャンデルが、巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督のサスペンス・ミステリー『ダイヤルMを廻せ!』(1954)のリメイク・ドラマ(タイトル未定)で製作総指揮を務めることがわかった。ヴィキャンデルは主演の兼任も見込まれているという。米The Hollywood Reporterなどが伝えている。
本シリーズは、劇作家フレデリック・ノットの戯曲と、同作を原作とするヒッチコック監督版『ダイヤルMを廻せ!』を基にしたアンソロジー作品となる。『ダイヤルMを廻せ!』は、妻の浮気に気づいた夫が企てた殺害計画を巡る倒叙ミステリー。これまでに、クリストファー・プラマー主演のテレビ映画『Dial M for Murder(原題)』(1981)やマイケル・ダグラス主演の映画『ダイヤルM』(1998)など、複数のリメイク版が制作されている。
新たにリメイクされる本シリーズは、ノットの戯曲とヒッチコック版の映画を新たな解釈で描き直す作品になるといい、女性視点で物語が展開されるとのこと。仮にヴィキャンデルの主演が決まれば、ヒッチコック版ではグレース・ケリーが演じたマーゴの役を演じることになるだろう。
クリエイター・脚本は、『ギヴァー 記憶を注ぐ者』(2014)『エジソンズ・ゲーム』(2017)などで知られるマイケル・ミトニックが務める。製作・共同脚本には『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)などのテレンス・ウィンターが就任した。ヴィキャンデルとウィンターのほか製作には、「ユーフォリア/EUPHORIA」(2019-)のチャールズ・コーリアー、『LBJ ケネディの意志を継いだ男』(2016)アンドリュー・ミットマンらが名を連ねている。
Source: THR