何なのこれは…『エイリアン:コヴェナント』米国公開記念!気合入りすぎ、恐ろしすぎるデザートの数々

米国カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点に活動する写真家、スタイリスト、そして欺瞞的なデザートを創り出すパティシエとしても知られるクリスティン・マコーネルが、今話題のSF映画に因んだ悪魔的に素晴らしいお菓子を作り出して話題を集めている。その映画とは米国での公開日が2017年5月19日に迫っている、現在話題沸騰中の、リドリー・スコット監督による『エイリアン:コヴェナント』である。
彼女は20世紀フォックスの映画製作チームと協力して、本作品の公開を祝うために、衝撃的なインパクトを放つゼノモーフの卵、“エイリアン・エッグ”のホールケーキを創り出したのである。その圧倒的なヴィジュアルをご覧いただきたい。
卵が孵ってちょうどフェイスハガーが出てきちゃっている、物語的に言えば完全に危ないシーンであり、フルコースの後のデザートとしてこれがテーブルに並べられても、食べる気など一切起きないどころか席を立ちかねないある意味魅惑の一品。ベースとなっているのはストロベリー・クリームのケーキのようで、クッキーなども使われているようだが……、その説明があってもねえ。
左上のスポンジベースの様子は非常に美味しそうだが、その他の写真は完全に別の料理のレシピ、特に右上のフェイスハガーの工程に関して言えば、節足動物をさばいているようにしか見えない。そもそもH・R・ギーガーによるフェイスハガー本体のイメージは、見ての通り性器だからさ……。
そしておそらくコヴェナント号の船内をイメージして、彼女自身がモデルとなって撮影されている写真が以下のものである。
なにやらストーリーめいた連作になっていて、背後にゼノモーフが蠢いていたり、最終的には全員アイコニックな餌食になってしまっていたり、お菓子とか全く関係なくなっているが、『エイリアン:コヴェナント』の公開を祝うという意味では、これほどセレブレートなケーキは他にないであろう。
さらに彼女は、他にも『エイリアン』にインスパイアされたお菓子を作り出している。
気合入りすぎ、『エイリアン』なお菓子の数々
この暗雲立ち込めるお菓子も、前述のケーキと同様にエイリアン・エッグをモチーフとしているが、こちらの卵は中に自家製の塩漬けキャラメルを詰め込んだフットボールサイズのチョコレートだそうであり、ご覧の通り無数のチェストバスター押しである。そしてこの作品は、ロンドンで行われた国際プレス会場で参加者に振る舞われたようである。そう聞くとちょっとうらやましいし、食べてみたくなるなあ。
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