「エイリアン:アース」強烈デビュー、シリーズ最高評価獲得 ─ 第2話の残酷血みどろシーンに監督がコメント

この先には、「エイリアン:アース」第2話『ミスター・オクトバー』のネタバレが含まれています。

「エイリアン:アース」第2話『ミスター・オクトバー』では、地球に落下した宇宙船内の捜索救助活動が行われる。プロディジー社の医療担当ジョー・ハーミット(アレックス・ロウザー)は遭遇したゼノモーフの襲撃から間一髪逃れると、兵士ラシディ(モー・バー・エル)と合流。上層階の一室を訪ねると、フランス宮廷風の貴族の格好をした男が出てくる。彼らが避難するよう進めるも、貴族風の男は「ディナーパーティー中だ」と、緊急事態であることを信じない。ラシディが警告を続けるも、男は聞く耳を持たずに扉を閉めてしまう。

すると、背後のオブジェに身を忍ばせていたゼノモーフがラシディを捕食。その身体がマシンガンを乱射しながら振り回されると、騒ぎを聞いた貴族男が驚いて扉を開け放つ。そこにゼノモーフが突入してしまい、優雅なディナーパーティー会場はほんの数秒で地獄の光景に。ハーミットが目撃したのは、臓器を撒き散らして半分になった血みどろの富裕層たちの残骸、「うるさいぞ……うるさすぎる……」とつぶやきながら、上半身だけになった身体を引きずる哀れな男だった。そこに、ゼノモーフが容赦なく飛びかかってきて……。
監督のノア・ホーリーは米Entertainment Weeklyで、「『エイリアン』シリーズは間違いなく階級闘争について深く考えています」と語る。「彼らは労働階級の英雄でしたよね?ポール・ライザー(『エイリアン2』でウェイランド・ユタニ社員のカーター・J・バークを演じた)が紹介されていましたが、彼はせいぜい中間管理職です。つまり、その点で食物連鎖のトップをきちんと見ることはなかった。しかし、もちろん我々のドラマでは、億万長者や上流階級のところにもお連れするのです」。
ホーリーによれば、この世界における超富裕層は「不死身、不可侵、無敵」といった感覚を有しており、それらが今後のエピソードで「試される」ことになるという。自分たちは選ばれた存在(と思っている)彼らは、真の食物連鎖の頂点に立つ宇宙の脅威を眼前にした時、どんな叫び声をあげることになるのか?
「エイリアン:アース」はディズニープラス スターで独占配信中。
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